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『HOWEVER』ドラマ主題歌タイアップ決定
1998.01.09
シングル『HOWEVER』が、
TBS系金曜ドラマ「略奪愛・アブない女」 主題歌タイアップ決定
(毎週金曜日 21:00~)INFORMATION
ドラマの中の音楽をTAKUROが担当。サウンドトラックは、2/25に発売MEMBER'S COMMENT
TAKURO
「担当ディレクターが、実は途中で飽きたというくらい年末は「HOWEVER」をレコーディングしてた。でも、毎回TERUの調子はどうなんだろうというところで緊張感はあったし、やっぱり俺たちにとっては1本1本が真剣勝負だったから、同じ曲をやり続けることが気分的に辛いということはなかった。年明けのテレビでは、ちょうどリハスタに入っている頃だったから、アコギ・バージョンとかピアノ・バージョンとか自分たちが飽きないようにアレンジを変えてやってたしね。またあの曲はドラマの主題歌にもなったわけだけど、発売後半年がたってもう自分の中ではスタンダードになってたから、ドラマ制作側がたとえばジョン・レノンの「Starting Over」を選ぶのと同じような感覚で「HOWEVER」を使ってくれるんだとしたらいいんじゃないかと思った。タイアップをつけないというポリシーを貫いてあそこまでいったという意味ではひとつの達成感はすでにあったしね。ドラマに使われることで意味が広がったりイメージが限定されたりするのは、結局その楽曲の持っている運命でしかないと思う。俺としてはドラマのサントラをやったことのほうが面白かった。GLAYのこれまでの素材の中から台本の雰囲気に合うものを探して、完成形を崩すっていうのが課題だったからね。 」
Future -
「VIDEO GLAY 3」発売
1998.02.04
収録曲
1.Yes, Summerdays
2.Together
3.BELOVED
4.a Boy ~ずっと忘れない~
5.口唇
6.RHAPSODY
7.HOWEVER
8.春を愛する人
「VIDEO GLAY 1」「VIDEO GLAY 2」「VIDEO GLAY 3」をLD化し、同時リリース(現在は廃盤)INFORMATION
REVIEW
GLAYにとっての97年は、まさに快進撃だった。リリースする曲はすべてロングセラーとなり、アリーナツアーは大成功(その模様を収録したビデオもバカ売れ)、ベストアルバム『REVIEW』は450万枚をこえるセールスを記録し、暮れの風物でもある日本有線大賞、全日本有線放送大賞では大賞を、そして日本レコード大賞ではアルバム大賞を受賞し、国民的祭典の紅白歌合戦出場と、年の瀬ギリギリまでその勢いは衰えなかった。
そして98年,大躍進の反動を懸念する声も耳にするけれど、どうやらそれも杞憂に過ぎないようである、まずは2月4日、彼らのビデオ・クリップ集「VIDEO GLAY3」がリリースされる。今となっては、長髪のTERUとTAKUROの姿が懐かしくさえ思える「Yes,Summerdays」から、 最新曲「HOWEVER」まで全8曲がここには収録されている.スタジオでのシンプルな演奏シーンで構成された「Yes,Summerdays」、感極まったTERUが涙する場面が印象的な、ライブ・シーンをコラージュした「Together」、アイスランドの果てしない大地と、オーディエンスのいないコンサート・ホールでの演奏シーンをミックスした「BELOVED」、廃屋ふうの室内での演奏にメンバーそれぞれのオフ・ショットを織りまぜた「a Boy~ずっと忘れない~」(ここに出てくるTAKUROの部屋は、彼が実際に住んでいた部屋らしい)、グラフィック処理を施したダークなトーンとスピード感が同居した「口唇」、一転して、ロサンジェルスのぬけるような青空のもとでの大がかりな撮影シーンと、街で買い物をしたりダイナーでゲ 一ムに興じるメンバーの素の様子が見られる「RHAPSODY」、海辺、突き抜ける空の下、緑や風の中を踏みしめるように歩く彼らの姿と市井の人々のさまざまな表晴が行き交う「HOWEVER」、そして「春を愛する人」(映像の中身は未確認)と、みどころは満載。GLAYが、世間一般に注目され始めたころから現在までの足跡が手にとるようにわかる作品である。
GB
ファン待望のクリップ集第3弾。「YES,Summerdays」から、年代順にシングル曲を網羅したもので、おなじみのヒット曲がごっそり楽しめる選曲がうれしい。スタジオ撮影によるアグレッシブな演奏シーンから、情感豊かにTERUが歌い上げるラブ・ソングまで、カメラはさまざまなアングルで彼らの魅力に迫っている。『BELOVLD』での大ブレイクから、トッブ・パンドにのぼりつめた「□唇」「HOWEVER」と続くヒット、わずかな間ながら、カメラがとらえたメンバーの表情は確実に、変化している。LAでの撮り下ろしショットが楽しめる「RHAPSODY」もおススメだ
WHAT'S IN? -
『GLAY TOUR '98 pure soul』 のチケット発売
1998.02.15
4月17日よりスタートする『TDK presents GLAY TOUR '98 pure soul』 のチケット発売日。
電話回線がパンクし、社会現象になる。
INFORMATION
REVIEW
GLAY人気にNTTたじたじ チケット予約殺到電話回線パンク
十五日午前十時ごろから約一時間、全国で電話がかかりにくくなった。NTTによると、人気ロックバンド「GLAY」のコンサートチケットの予約電話が殺到した影響とい う。
チケット予約は東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、金沢の計十六ヵ所で受け付けており、それぞれの番号に全国からの電話が集中した。このため、電話交換機や回線のネットワークの処理能力を超えた。NTT広報室によると、特定番号に通語が集中すると予想される場合、あらかじめ他の番号に影響しないように制御している。「今回は通話量が予想を上回ってしまった」という。通話が集中して電話がかかりにくくなる状況は、阪神大震災の発生時などにもあった。広報室の担当者は「コンサートチケットの予約によるものは、近年記憶にない」と語った。長野冬季五輪のプレスセンターでも一時、不通となった。スキー・ジャンプの ラージヒルの開催時間なったため、記録の伝達などに影響した。
朝日新聞
予約電話殺到で不通 全国各地で約2時間
十五日午前十時ごろから、東京、大阪、名古屋、福岡など十六都市でコンサートチケットの予約電話が殺到したことに端を発し、正午ごろまで約二時間にわたって、全国各地で電話がかかりにくくなった。
長野五輪のプレスセンターでも、スキー・ジャンプのラージヒル競技の最中、電話が一時不通となった。NTTによると、同日午前十時から、人気ロックバンド「GLAY」などが全国各地で電話によるチケット 予約を開始したところ、各地の交換機の能力を超え、コンピューターが自動的に一回線の接続を制限、影響が全国に広がったという。
NTTでは、「一人の利用客が全国の申し込み受付番号に続けざまにかけたりすると、回線を制御しきれなくなる。リダイアル機能のついた電話の影響も考えられる」と分析している。
読売新聞 -
BESTアルバム『REVIEW ~BEST OF GLAY~』がオリコンチャート売上得点の、過去最高得点を記録
1998.02.16
-
『GLAY SONG BOOK~TBS系金曜ドラマ「略奪愛・アブない女」オリジナルサウンドトラック』発売
1998.02.25
TBS系金曜ドラマ「略奪愛・アブない女」サウンドトラック
【収録曲】
01. 月に祈る ♯1
02. Freeze My Love (orchestra)
03. 春を愛する人 (orchestra)
04. HOWEVER (回想のテーマ)
05. 都忘れ (orchestra)
06. Yes, Summerdays (orchestra)
07. INNOCENCE (orchestra)
08. 月に祈る ♯2
09. HOWEVER (orchestra)
10. Trouble On Monday (orchestra)
11. Miki Piano (別れのテーマ)
12. 月に祈る (orchestra)
INFORMATION
REVIEW
まさにGLAYの新作!?TAKURO監修の1枚
いわゆるメジャー感のある楽曲、ポピュラリティを純粋に追求した楽曲を書かせたら、TAKUROの右に出る者はまずいないだろうと思う。GLAY自体、基本がごくシンプルなバンド形態なだけに、彼らが生み出す作品は当然人間的な温度を内包ずることになり、絶対的な説得力のあるメロディをさらに助長させるのだ。2月25日に発売される『GLAY SONG BOOK』は、いわばGLAYの音楽的な骨格を知るに絶好の1枚である。現在オンエア中のTBS系ドラマ『略奪愛・アブない女』のサウン ドトラックなのだが、ドラマ全体の音楽監修をTAKUROが務めていることで、GLAYのニュー・アイテムとしての色合いも結果的に濃くなった。主題歌となっている「HOWEVER」を筆頭に、「春を愛する人」「都忘れ」など、アルバムでも人気の高い曲が、繊細なオーケストラ・アレンジによって、また違った表情を見せている。どちらかといえばGLAYのエモーショナルな部分が強く打ち出されていたシングル「Yes,Summerdays」が、壮大なオーケストレーションに彩られるという意外なところも面白いアルバム『BEAT out!』の中でも小気味良いビート感が印象的だった「TROUBLE ON MONDAY」に至っては、おおよそ素人には考えつかないような、かわいらしい感じのストリングス・アレンジがなされている。この大がかかりなアレンジに耐えうるのは、やはりメロディの存在感とその強さあってこそ"事実、インストゥルメンタルでありながら、あまりBGM的ではないのだ。この原稿を書きながら、実は試聴用テープを流しっぱなしにしているのだが、思わず意識が音楽のほうに奪われてしまう。画一的なオーケスト ラではなく、かなりクラシカルな手法で丁寧に作られたサウンドだから、楽曲がそもそも生まれ持った世界観も何ひとつ失われることがないのである。特に、劇中での"別れのテーマ"とされる「MIKI PIANO」は、オリジナル・バージョンがたたえていた透明な哀しみを、みごとなまでに表現している。『GLAYSONGBOOK』というタイトルもまたいい。しなやかなまでに変幻していくサワンドにも揺るがない、GLAYサウンドの真骨頂が、こうした企画盤で見られるのだから.言い得て妙という気もする。なんにせよ、TAKUROのずば抜けたソングライティング・センスをあらためて実感する1枚。ご自慢のCDライブラリーに並べても、他の作品に決して引けをとらないことは確実だ。MEMBER'S COMMENT
TAKURO
またあの曲(HOWEVER)はドラマの主題歌にもなったわけだけど、発売後半年がたってもう自分の中ではスタンダードになってたから、ドラマ制作側がたとえばジョン・レノンの「Starting Over」を選ぶのと同じような感覚で「HOWEVER」を使ってくれるんだとしたらいいんじゃないかと思った。タイアップをつけないというポリシーを貫いてあそこまでいったという意味ではひとつの達成感はすでにあったしね。ドラマに使われることで意味が広がったりイメージが限定されたりするのは、結局その楽曲の持っている運命でしかないと思う。俺としてはドラマのサントラをやったことのほうが面白かった。GLAYのこれまでの素材の中から台本の雰囲気に合うものを探して、完成形を崩すっていうのが課題だったからね。
その作業から『GLAY SONG BOOK』という作品が生まれたわけだけど、あれはサントラというよりむしろGLAYのインスト・バージョン。ドラマでは使われてない曲もたくさん入ってる。ああいうものを作ると自分の音楽のクセを改めて把握できるね。一番顕著なのはBメロからサビにいくときの感じかな。もしかしてあそこを取ってGLAYというのかもしれないと思うくらいひとつの流れがある。逆にいうと同じような印象を持つ曲っていうのは、ポイントを一つくらい変えるだけで新しい試みみたいなものを感じるわけで、それは新曲作りにはすごく役に立った。
the Future -
『I'm in Love』 レコーディング
1998.03.01
スタッフ、関係者、友人(ミュージシャン、 エンターティナー、コメディアン、ラジオDJ等)参加によるレコーディング。INFORMATION
このレコーディングの模様は左記写真DVD『“SUMMER of’98”pure soul in STADIUM DVD』の特典映像として収録されている。
この映像はライブの際には、ライブ終了後スクリーンに映し出された。EPISODE
CDクレジットより参加者一覧
Akihisa Souguchi、angie、Atsunori Masubuchi、Bucky Koba、CHIROLYN、Hideki Takama、Hiroyuki Koike、Izumi Yamaguchi、Kanako Nakayama、Kaori Osumi、Kazuko Takamiyagi、Kiri Segawa、Kumi Konno(CRIPTON)、Kyoko Tomita(W-VISION)、Mina Nagashima、Naomi Matsushima(OTHERO)、Nao、Naoko Osawa(CRIPTON)、Nestor Takamiyagi、Sarina Suzuki、Sawako、Shigekazu Yamato(CRIPTON)、Shu Yamamoto、Takeshi Nomura、Tomoko Kawakami、Tomoko Nakajima(OTHERO)、Reiko Mizumura -
第35回ゴールデンアロー賞 音楽賞受賞
1998.03.02
-
第12回目日本ゴールドディスク大賞受賞
1998.03.04
第12回目日本ゴールドディスク大賞
BESTアルバム『REVIEW ~BEST OF GLAY~』
ベスト・ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー
LIVEビデオ『HIT THE WORLD GLAY Arena Tour '97 at Yoyogidaiichitaiikukan』
ベスト・ミユージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー
アーチスト・オブ・ザ・イヤー"の3部門 を受賞REVIEW
今年で12回目を迎える「日本ゴールドディスク大賞」の授賞式が、3月4日に渋谷のNHKホールで行われた。この賞はレコードセールスをもとに、1年問の音楽シーンをにぎわせたアーチストに贈られるもので、司会に赤坂泰彦と西田ひかるを迎え、受賞した国内外40アーチストのうち13アーチストが一堂に会した。
今年度の授賞式はGLAYの独壇場だったといえるだろう。"ベスト・ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー"に"ベスト・ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー"、そして音楽関係者の投票によって選ばれる"アーチスト・オブ・ザ・イヤー"の3部門に輝き、アルバム『REVIEW~BEST OF GLAY』が、500万枚を超すセールスを記録している貫禄を見せつけた。ヒットナンバー「HOWEVER」の前奏がかかると観客は総立ち。なかにはこの日のために大きなプラカードを持参していたファンもいて、彼らのライブ会場のような盛り上がりだった。TERUが「みんなのおかげで日本記録達成だー!」とファンに感謝すると、リーダーのTAKUROは「自分たちの活動のなかでいちばん重要視しているのがライブ。そのライブビデオが受賞してうれしく思います。ボクたちが強気な日も弱気な日も応援してくれてありがとう」とコメント。
オリコンThe Ichiban -
ホテル・オークラにて記者会見
1998.03.05
ホテル・オークラにて記者会見。
98年上半期の活動計画が発表される。
この日発表されたのは次の2点。
○4月29日、シングル2枚同時発表
○8月からのスタジアム・ツアーINFORMATION
REVIEW
月4日に発表された第12回日本ゴールドディスク大賞で、ベスト・ロック・アルバムとベスト・ミュージック・ビデオ、アーティスト・オブ・ザ・イヤーの3部門を受賞。人気・売り上げともに日本一のバンドであることを証明したGLAY。その受賞式の翌日、3月5日に、GLAYが98年の活動予定を発表する記者会見を行なった.まずはTAKUROが,4月29日に「誘惑」と「SOUL LOVE」というシングルを2枚同時リリースすることを発表、「誘惑」は「ライブの起爆剤になる曲になればと思ってつくった」へTAKURO)というアップ・テンポな曲で、TDK"ミニディスクXAシリーズ"キャンペーン・ソングにも決定。同CMにはGLAYの4人も出演するので、大いに話題を呼びそう。一方「SOUL LOVE」は、GLAYのポップな面が強調されたさわやかな曲、こちらはカネボウ"ブロンズラブ"98夏キャンペーン・ソングに決定。さらに8~9月にはスタジアム・ツアーを行なうことも発表。ライブへの抱負および受賞の感想を彼らはこう語った。「ステージでは〔テレビで見られない)GLAYのマジックがたくさんあるので、GLAYの本当の魅力っていうものを見せたい」(HISASHI〕、「REVIEW」が日本一になったのはすごくうれしいニユースでしたけど、今度はオリジナル・アルバムで勝負したい」(TAKURO)、「今はまだまだ"現象"な感じがするんで、それを"伝説"にできるような活動をしていきたい」(JIRO)、「今、いっしょに歩いている人たちと本当に信頼しあい、これからもGLAYの伝説をつくっていけたらと思ってます」(TERU)
CDでーたMEMBER'S COMMENT
記者会見全発言
(メンバーの発言をすべてそのまま掲載、実際はこれに加えて、司会者からの発表、レコード会社及び事務所からのコメントと詳細の説明があった)
TAKURO「みなさん、今日は本当にお忙しい中、こんなにたくさん集まっていただき、どうもありがとうございます。先ほど司会の方から聞いたと思うんですが、今GLAYはシングルの制作およびプロモーション・ビデオの撮影、そしてもろもろありまして...、こういう形で発表させていただくこと を許してほしいんですけど。」
--GLAYの98年上半期活動計画について。
TAKURO「昨年97年のGLAYは、シングル「口唇」、そして「HOWEVER]、ベスト・アルバム「REVIEW~BEST OF GLAY」の、音源としてはこの3つが発表されたわけなんですけれども。実際のところ新曲というのは「HOWEVER」と「口唇」、そしてそのカップリングという、去年はなかなか新曲を聴かせる機会が少なかったので、まず今年98年におきましてニュー・シングルを、2枚同時発売したいと思います。それは、4/29に発売することを決定します。タイトルがですね、1枚は「誘惑」。そして、この曲はTDKとのタイアップも決まりまして、キャンペーン・ソングとして使われることになりました。もう1曲のタイトルが「SOUL LOVE」という曲で、この曲もすでにカネボウとのタイアップが決定しており、キャンぺーン・ソングとして使われることが決定いたしました。 2枚同時リリースというのはGLAYにと⊃ても初めての試みなんで、今からメンバーもちょっと、期侍と不安が入り交じっているんですけども。ジャケットなどは、2枚それぞれの曲のイメージに合った色分けをして発表したいと思っています。」
(カネボウのCMとTDKの店頭用PVが放映されたのち)
--JIROさん、今のCMを見ての感想を。
JIRO「僕もちゃんとしたやつは初めて見たんですけど、僕ら、こんなナリしてて、あんな爽やかなCMソングに使われるとは、とても光栄に思ってます。」
--HISASHIさん、TDKのCM撮影のときのエピソードを。
HISASHI「今回のTDKのCMっていうのは、GLAYが初めて...っていうふれこみで撮影することになって、そしてタイアツブが決まったんで すけども。まあサウンドが…、曲が上がってから、その曲の持つトンガった部分とか、ロックな部分ていうのが、この撮影で100%出せたので、良かったと思います。すこくカッコイイものが出来上がってて、普段テレビを見てこのCMがかかったたときに、ちょっとハッとするぐらいのイメージのものになったと思います。」
--TERUさんにはレコーディングについてうかがいたいんでけれども。
TERU「そうですね。まだレコーディングが完了というわけじゃないんですけども、今日聴いていただいた、この2曲は本当に自信作になりました。まぁレコーディング中は…そうですね。今、GLAYの状況っていうのはすごくいろんな方に認知されてきて、GLAYという名前が一人歩きしてる段階だと思うんです。けど、そういうものには気負うことなく、楽しくレコーディングできたんで、早くこの音源がみなさんの手元に届いてくれることを楽しみにしてます。かなりカッコイイ部分が出てると思うんです。早く聴いてほしいですね。」
--TAKUROさん、ニユー・シングルやCMについて
TAKURO「僕も今日初めてCMの上がりを見たんですけれども、やっぱりこう、音楽もそうですけど、ひとつひとつ目標を持って積み上げられて、その過程が、大変であればあるほど、出来上がったものというのは、なかなか感無量なんですが。カネボウのほうのCMの「SOUL LOVE」といつ曲は、去年から今年にかけて出したGLAYの結果、まあ97年末のベスト・アルバムが、すごく幅広い人に聴いていただけたっていうことで。GLAY側とリスナーの間で心が通う瞬間がすごく伝わって、ああ、これが心が通い合った結果で…、そういう、自分たちにいいものをもたらしてくれた、すこくパワーをもたらしてくれたっていう ことで、そういった感謝の気持ちを込めて書いた曲なんですけれども。 一方のTDKの「誘惑」という曲は、やっぱり僕たちの活動の基盤はライブにあると忠っていますので、そのライブでキレられる曲っていう、まあ起爆剤になる曲になればいいなと思って作ったんですけど。今このビデオを見て、成功したんじゃないかなと感じています。」
--4/17から始まる金国ツアーについて、それぞれ抱負を。
TERU「今ですね、ちょうど次のツアーに向けてのリハーサルに入ろうかという準備段階なんですけれども、前回のツアーもやっぱり楽しくツアーを回りたいと思いまして。そして今回は、本当に小さな街にもGLAYが行くということもありまして。今まで会えなかった人たちとも会える機会を、いろんなスタッフの力を借りて、そういう場所を作ってもらいまして。普段GLAYが一番大切にしてるのは、やっぱりライブであったり、あとは交遊関係だったり、出会いだったりっていうのがありまして。今回はたくさんの人たちと出会う機会があると思いますんで、かなり長いツアーになってメンバー自体も辛いなと忠つんですけど。そこでやっぱりいろんな人なんかの元気をもらって、最後まで楽しくツアーを終了することができたらいいな、と思ってます。」
HISASHI「GLAYっていうバンドはテレビとかいろいろ出るんですけども、そういう場所ではなかなかGLAYの本性っていうのを見せないバンドなんです。けど不思議とステージの上、ライブをやってるときには、GLAYのマジックがたくさんあるんです。その中でやっぱりGLAYの本当の魅刀っていうのが見れるっていうことで、僕らはツアーとかコンサートを大事にしてるんですけれども、今回のホール・ツアーでぜひ、行ったことのない土地でそういう本当のカッコイイGLAYっていうのを見せたい、そういう主旨で回りたいと思います。」
JIRO「今回は、前回"HIT THE WORLD”というアリーナ・ツアーを行なって、僕らがちょっと忘れかけちゃった、少年のときのような初期衝動みたいなものがまた欲しいなと思って。それで今回「PURE SOUL』というタイトルとともに、2000人クラスぐらいのところでたくさん回ってですね、初めて会う人たちと楽しい空間を作りたいなっていうとこから始まったんで。僕もすこく楽しみにしてますんで、みなさん楽しみにしててください。」
TAKURO「ツアーはですね、基本的に僕はちょっと苦手なんですけど、それでもですね.やっぱり去年やった「HIT THE WORLD」といつツアーが、大きなところでしかできなかったっていうところで。もちろん大きなところでやるのも小さなところでやるのも、目分たちの気持ちに変わりはないんですけど、やっぱりお客さんとの距離を感じる箇所も何か所かあった、そういった場面もありましたから。それと、やっぱり自分たちの『アリーナでゃりたい』とかっていう夢を叶えてくれたのは…、まあ、もちろん僕たちの頑張りもあったんでしょうけど、やっぱり見守ってくれていた、応援してくれていたファンの子のおかげだと本当に思ってますので。そういう意味でそのお礼兼ねがね、全国小さなところを回りたいっていう。そういった希望が去年の中盤ぐらいから出てきまして。この全国のホールでのツアーを計画して、それがようやく今年の春に実現するんですが。やっぱり本当に理屈抜きで、お客さんとの距離が近いっていうのは自分たちにとっても嬉しいし、観に来るお客さんたちも、僕たちのひとつひとつの表情ぐらいまでが読み取れるぐらいの距離で楽しんでいってほしいと思いますので。その期待を裏切らないように頑張りたいと思います。そしてですね、お知らせがあります。なんと、そんな小さなところでやるとは言いながらも、それが終わったら、実はスタジアム・ツアーが決定してい ました(笑)。やはり、小さなところでやったら大きなところでやりたくなるのが人情なのでしょうと、残念ながら今回のツアーでお会いできないファンの人たちもたくさん出てきます。電話予約のときにはいろいろ迷惑もかけてしまったそうで、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですが。今回のツアーで会えなかったみんなとはですね、ぜひこのツアーが終わったあと、スタジアム・ツアーで会いたいなと思っています。ビックリした?しない?(笑)」
--TAKUROさんのプロデュース活動について
TAKURO「去年、そんなGLAYの忙しいやからをぬいながらも、MijuやROmiさんをプロデュースしたんですけれども。今年は去年やってきた仕事の結果が次々出るんですが、実は中山美穂さんに楽曲提供するなど、そういうことも決まってまして、ブロデュース活動を積極的に行なうか行なわないかは、ちょっとまだわからないんですが、まあひとつ言えることは、今年はもう、9月、10月…秋ぐらいまでGLAYの活動がビッシリなので。まあ、そっちのはうに集中したいなと思っておりますので、あんまり頼まないでください(笑)」
--「REVIEW~BEST OF GLAY]の日本一という記録を作るまでのメガ・ヒットほか、現在の、ここまでの状況を作り上げられたことに関して
JIRO「本当に日本一というのはありがたいことで、ファンの方々に感謝してます。今は本当に、まだまだ「現象」な感じがするんで、それを「伝説」にできるようなバンド活動をしていきたいと思います。」
TERU「自分でも信じられない気持ちなんですけども。まあ、ひとつ挙げるとすれば、今年でGLAYは結成されて10年になるんですけれど、その間 にいろんな人たちとの出会いを大切にしてきて、ましてデビューしてからはこう、いろんな人たちに支えられて。そういう人たちと一緒に活動できたっていうのが、今回の「REVIEWの500万(枚)っていうのにつながったんじゃないかな、と思ってます。そして、やっぱりライブを大切にしてきただけに、ライブで出会ったファンの方々と、一緒に楽しい空間を作り上げてこられたことが、今の現状につながったんじゃないかな、と思っています。これからも音楽を一生懸命やって、ライブを一生懸命やって、そして今支えてくれてる人たちと一緒に、また楽しいことができればいいな、と思うだけです。」
TAKURO「ベスト・アルバム REVIEW」が日本一になったというのは、すこく嬉しいニュースなんですけど、やっぱり自分たちの中ではベスト・アルバムであるっていうことがやっぱりちょっとひっかかって、やっぱりオリジナル・アルバムで勝負したいなっていうことを本当にメンバー同土でいつも話していて。今度はそっちの ほうで自分たぢの持ってる記録を抜こうじゃないかっていうふうに、すごく今盛り上がってる最中なんですが。ベスト・アルバムの『REVIEW』っていうのはちょっと、ご褒美と言いますか、棚からぼたもち的な、そういった気持ちがあるので、これに浮かれることなく、いい音楽だけを作り続けていきたいと思うだけですね。うん、それは去年も今年も、来年もたぶん変わらない気持ちだと思います。」
HISASHI「ちょうど10年前の今頃、函館でGLAYというバンドを結成して、好きな音楽をやってみんなに聞いてもらおうとか、人に音楽を作ってあげようとかっていう主旨はいまだ変わってなく。今年の僕の26才の誕生日には、僕以外の3人が僕に曲を作ってくれて、そういうプレゼントをもらったりとか。やっぱりGLAYは10年間変わらずに音楽を作ってきたっていうところで、「REVIEW」のこういう大きなものが返ってきたっていうことは、基本的にそういう音楽を作っているGLAYだからこそ出た結果だと思いました。」
--「誘惑」と「SOUL LOVE」はまったく違うタイプの曲ですが、それぞれに秘めたものなどを聞かせてください。
TAKURO「「SOUL LOVE」のほうは、先ほどもちょっと触れたんですが、GLAYの持ってるポップな面の中に、去年から今年にかけてのGLAYと、それから見守ってくれたみんなで作り上げた結果に対する自分たちの気持ちを込めたい…、まあ自分の中ではGLAYというものが社会現象というのかブームというのか、そしてそのブームの終わりには何があるのかっていうものを冷静に受け止めてるつもりで。やはり10年間やってきたことをブームだけで終わらせたくないっていう気持ちもあるし。GLAYの目指すものはもっと普遍的な、10年20年経ってもいい曲であり続けていたい、GLAYの音薬はそうでありたいっていう想いを込めていつも曲を作ってるんですが。やっぱり「SOUL LOVE」 なんて、そういう気持ちがあって作りました。そしてですね、「誘惑」の方は、そういった普遍的な良い歌を、本当に教科書に載っちゃうような、そういう歌を作りたいなと思う反面、やっぱりロックの持つ華やかさとか刹那的なものっていうものに対する憧れも、10代のころからずっと強く思い続けていて。そういうところから、コンサートでみんなと盛り上がれる…まあそれは幻想かもしれないんですけれども、たった2時間の幻想かもしれませんが、そういったはかないものに対する憧れをみんなで分かち合えたらなっていう。ちょっと難しい言い方になってしまいましたけど、そういう気持ちで作ったんですが。でもわりと僕がほかのメンバーを見ても思うし、GLAYっていうものに対しても思うんですが、去年のツアーぐらいからものすごいたくましくなってきて、すごい強さを秘めていたので、自分にとってこの2枚っていうのは変化というよりも、より進化したっていう、そういった印象が、出来上がった あと持ちました。」
--昨日発表されたゴールドディスク大賞で『ベスト・ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー』、『ベスト・ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー』、『アーティスト・オブ・ザ・イヤー』の3賞受買の感想と、日本のアーティストの中でナンバー1になったことについてお願いします。
HISASHI「とても嬉しかったです。こういう形でGLAYが獲れる、やっぱり今までどんな辛いこととか、このまま辞めてしまおうかとかいろいろ考えた中にはやっぱり、GLAYの結束というか、音楽以外のところ…友達という部分に助けられたので、たぶんそういうのがなかったら、なかったでしょうって思うぐらいに、本当に嬉しさを感じました。」
TAKURO「純粋に嬉しいとしか言いようがないんですが、でもやっぱりトップになったとか1番になったとかいろいろ言われますが、自分の心の中には、もう絶対に抜けないんじゃないかっていうような、そういったカッコいいロック・バンドやアーティストの方々が頭の中に染みついていて。自分の中でその人たちと肩を並べたとか越えたとか、そういった実感が本当にわかない限り、まだまだ頑張らなきゃとか、もっと練習しなきゃとか、そういうふうに思うんですけど。数字に対する気持ちっていうのは、あまりに自分の予想外なものだったんで、そんなに。恐怖感とか不安感とか置いといて音楽が作れる、っていうぐらい自分の予想を越えたなってことで。昨日いただいた賞はありがたく、本当にありがたく受けとめました。」
TERU「本当に嬉しいですけども、やっぱりこう、いろんな賞を去年の年末、そして今年の・・・今回のゴールド・ディスクをいただきまして。だけどそのわりにはいったいどれくらいの人たちがGLAYにたずさわってる、そし て支えてくれてるのかっていう、そういう実態はまだ見えてない状態なんで、僕たちがツアーに回るっていうのはそういう意味合いもすごく含まれてて。そういう人たちを確認しに行こう、その人たちを直接この目で見に行こうっていう、そういう気持ちが多いだけに、この全国ツアーに回ろうと思ってるんですけど。ただ本当に、1位とか賞とかいただくのはすごく嬉しくって。やっぱこう運動会と違って、運動会っていうのは自分の頑張りで1位になったり2位になったりっていうのがあるんですけど、今回そういう賞に関してはGLAYだけの力じゃ、どうにもならないこととか、多々ありました。だからこそこう、支えてくれてる人たちとまたガッチリ手を組んで、これからまたいろんな、さっきTAKUROも言いましたけど、オリジナル・アルバムでまたこの「REVIEW」の記録を越えてみたいっていう気持ちもありました。今こう、一緒に歩いて行ける人たちとですね、本当に信頼しあい、これからもどんどんGLAYの伝説を作って行けたらいいなと思ってますんで。ま、何だかんだ言っても頑張るしかないですね。頑張りたいと思います。」
JIRO「本当に去年の年末からいろいろ賞をいただいたわけなんですけど、本当にファンの人たちとレコード会社関係の人たちにやっぱり、感謝してます。自分たちもまさか、あの有線大賞で大賞を獲るなんて思ってなかったんで、本当に日本の音楽もなんか変わったなと思って、すごく実感沸きました。本当、GLAYというバンドはこういうわかりやすく、褒められると伸びるタイプなんで、特にリーダーのTAKUROなんかは、それによってまた良い曲を書けたりするんで、今年も褒めてください(笑)」 -
「誘惑」がTDK XAシリーズのCMソングに決定、初のCF出演
1998.03.21
TDK XAシリーズのCMに楽曲(「誘惑」)のみならず、本人も出演決定(放送は10月から)。
ポスター、ノベルティグッズなども多数作られた。MEMBER'S COMMENT
TAKURO
周りには新曲はポップだと言い回ってたよ。言うことによって自分を追いこむというか、「違うじゃん」て言わせないという気持ちになるんだよね。ほら映画なんかでもそうだけど、「すごく面白いよ」と言われて期待が大きすぎると、実際は「まあまあかな」だったりすることが多いでしょ。それと同じで「次はポップだよ」と自ら言ってしまうと、「そうでもないじゃん」と言われてしまう可能性のほうが大きい。だけど、それをあえて口にして「確かにポップだった」と言わせるものを作る。それは大変なことだけど、そういう状況を作ることが自分には合ってるみたい。ポップはポップでもこうきたかっていう、相手の予想を超えるようなものを作ってやろうって自分自身を盛り上げてるんだよね。TDKがGLAYのキャラクターと組みたいという話が具体化したのはそんなとき。そこでまた考えたわけですよ。レベッカがリバティというステレオの官伝をやったり、BUCK-TICKがラジカセのCMに出てたあの雰囲気を想像して、だったらバラードなんかより、速くて一発でノックアウトできるようなヤツがいいなあとか(笑)。もし自分たちがCM出演するならこういうのがいいっていうすごく具体的な映像が憧れとして見えてたから、それをそのまま音にしたまでの話なんだけど、それって悪いはずがないじゃない?なにしろこっちは10年くらいそういうのを夢見ながら蓄積してたんだからさ(笑)。
Future
TERU
タイアップで大量に露出されることについては、けっこう消費される怖さってありますけど、TDKのCMはやってみたかったしねっていう単純な気持ちもあって(笑)。誰かひとりとかじゃなくてGLAYとして出てますからそこは大丈夫でしょ。CMとはいえ、スタッフの人たちと一緒にいいものを残そうという感覚でやってるし。いろんな人たちの話に耳を傾けて、納得できるスタイルでやるという姿勢はこれからもくずしたくないですね
FutureEPISODE
『SOULLOVE』は楽曲のみの提供(カネボウ化粧品『レヴュー ブロンズラヴ』)
もうーつの新曲『SOULLOVE』は、カネボウ化粧品の全身ファンデーションシリーズ『レヴュー ブロンズラヴ』のキャンペーンソングとして、現在オンエア中。「GLAYは若いかたの入気が圧倒的にありますので、初めはその世代のかたからの反響があるのかと思っていたんです。ところがCMオンエアと同時に小学生から中高年のかたまで、非常にたくさんの世代から反響がありました」(カネボウ化粧品宣伝部)
すでにGLAYのカリスマ的人気は、世代を超えて広がっているようだ。「例えば社員の家族などからも、よくぞGLAYの曲を起用した、すごいという驚きかつ喜びの声をたくさんいただ きました。GLAYのメンバーのみなさんも、ヒットチャートナンバー1になる曲にしたいとノリにノッていたそうです」(同上)
女性自身