GLAY

MENU

BIOGRAPHY

2004

  • LIVE & DOCUMENTARY DVD『The Complete of THE FRUSTRATED -RECORDING DOCUMENTARY & LIVE-』発売

    2004.06.16

    収録曲
    01. OPENING  
    02. Billionaire Champagne Miles Away  Studio Live
    03. HIGHCOMMUNICATIONS Live
    04. Runaway Runaway (Short Ver.) PV
    05. ALL I WANT (Short Ver.) Live
    06. BEAUTIFUL DREAMER (Short Ver.) PV
    07. coyote,colored darkness Live
    08. 時の雫 (Short Ver.) ) PV
    09. 無限のdeja vuから (Short Ver.) Live
    10. BLAST (Short Ver.) Live
    11. BUGS IN MY HEAD Live
    12. 南東風 (Short Ver.) Live
    13. あの夏から一番遠い場所 Live
    14. THE FRUSTRATED Studio Live
    15. STREET LIFE (Avoustinc Ver.) Studio

    INFORMATION

    ◇ New Album 『THE FRUSTRATED』の完全DVD化
    ◇ TAKUROとTERUがコンソールの前で音のMIXを通じてGLAYらしさの制作秘話を大胆に暴露していたり、JIROのAlbumに収録されていないリズムのバージョン違いを生セッションで収録していたり、HISASHIのセンスが毎作光るギターのリフのアプローチを実演奏しながら解説とGLAYをメンバー自身が完全解剖解説。
    ◇ 奇才ヒグチンスキーのディレクションのもと、レコーディングドキュメンタリーとしても貴重な映像を多数織り交ぜたファン必聴、必見映像の数々。
    そして、アルバム収録曲全14曲をSTUDIO LIVE及びHIGHCOMMUNICATIONS TOUR、最近行われたX-RATED TOURのLIVE映像やPVなどで完全収録映像化。
    ◇ このDVD一枚で何度でも楽しめ、CDの『THE FRUSTRATED』を聞き込んでからこのDVDを見るとGLAYのROCKバンドとしてのスピリチュアルな部分と、とどまることをしないエンターティナーとしてのGLAYの真髄が垣間見られる作品。

    REVIEW

    曲の構造から楽器の絡みまで、楽曲の誕生を興味深く見ることができる

     今年3月にリリースされた『THE FRUSTRATED』は、彼らの音楽人生を注ぎ込んだ、デビュー10周年を飾るアルバム。この作品を作るために10年を費やしたといってもいいほとの、最高の完成度を誇る内容だ。そして、このアルバムには初回限定館にレコーディングドキュメンタリーDVDが付いていたが、その内容の完全版といえる映像作品『The Complete of THE FRUSTRATED ‐RECORDINF DOCUMENTARY & LIVE』が、6月にリリースされる。
     何といっても、アルバム全曲についての詳細なメンバーの解説を聞くことができる点か最大の見どころだ。曲が生まれる過程から、リハーサルやプリプロを経てどんなふうに変化が生じていくのか、そして、実際のレコーディンク風景でのメンバー個々のこだわり、ひとつのフレーズが生まれるまでに、どれほどの葛藤があったりひらめきかあったりするのかふたんでは絶対に覗くことのてきない、生々しい光
    景かしっかりと記録されている、さらに、スタジオライブ、『HIGHCOMMUNICATIONS』ツアー、最新の『X-RATED』ツアーなども盛り込んだ、『THE FRUSTRATED』映像版だ。
     大きく分けると、曲が完成したあとに各パートを解説するメンバーのシーン。コンソールで実際に音をひとつ立ち上げて解説するTAKUROとTERUは、ものすごくていねいに楽器ごとの役割を説明してくれる。コーラスの必要性や、全部の楽器が鳴っているときには気づかなかったアコースティックーギターやピアノを単体で聴くとどんなふうに鳴っているのか、具体的に分かる。これらがトータルにミックスされることで、楽曲としての素晴らしさを生み出していることがダイレクトに伝わってくる。JIROとドラムのTOSHIがリズムのコンビネーションについて語る場面も貴重だ。2人で会話をしながら、ドラムとベースだけで曲のノリを具体的に説明していく。HISASHIが実際にギターを弾きなが
    ら、フレーズの仕組みを解説する箇所は、ファンはもちろん、GLAYの曲をコピーしたい人には絶対注目してほしい場面だ。こういった細かい再現によって、曲の構造から楽器の絡みまで、GLAYの楽曲誕生を興味深く見ることができる。
     そして、レコーディンク風景を収めたシーン。コンソールで浮かんだアイデアをその場で試すメンバー、ブースの中でテンションを上げるために自身と格闘するTERUなど、慎重に楽曲に磨きをかける作業が収められている。特に今回はリハーサルやプリプロに時間をかけたせいもあって、曲の完成形がかなり見えた状態でレコLディングに臨んではいるが、それでも現場で一切の妥協はしない。とはいえ、リラックスしたムードで楽しみながら作業を行っているのは、メンバーの笑顔からも分かる、さらに、東京スカパラダイスオーケストラを迎えての「BLAST」、島健、溝口肇といったアレンジャーの参加した生ストリングスによる「BEAUTIFUL DREAMER」や「時の雫」といった、ゲスト・ミュージシャンたちとの交流場面も楽しい。もちろん、その場ではプロフェッショナルな演奏に徹するわけだが、メンバーのひらめきが具体性を帯びて楽曲が生き生きとしてくる瞬間は鳥肌ものだ。中でも、TAKURO、TERU、プロデューサーである佐久間正英の3人だけでブースに入り一発録りで「無限のdeja vuから」を録るシーンは非常に貴重。緊迫感、息遣いまで映像から伝わってくる。
     予想もしないフレーズが飛び出す奇跡のような瞬間もあれば、何度も試行錯誤するシーンもある。
    しかし、曲に対する愛情の深さこそがいつか素晴らしいものを生み出すことをこの映像は教えてくれる.そのゆるぎない確信と絆こそがGLAYの魅力だ。

  • Kansai Walker増刊号『GLAY EXPO Walker』(角川書店)発刊

    2004.07.07

    INFORMATION

    7/31(土)ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催される「GLAY EXPO 2004」&GLAYのすべてがわかるガイドブックが登場。 撮り下ろし独占インタビュー、EXPO会場や大阪の名店ガイドまでを完全網羅。ファンでなくとも必読の決定版!!
    【主な内容】
    ★Glay Special Guravura
     撮り下ろしスペシャルフォト/
    GLAY in ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
    ★Glay Expo from the past to the future
     ロングインタビュー 伝説、そして次のEXPOへ/独占公開!GLAY EXPO 2004のすべて
    ★The 10th Anniversary of Glay
     Tokyo Walkerで10周年をプレイバック!/各メンバーが10年間を振り返る/GLAYメンバーがメッセージ交換!/全CDリリースヒストリー
    ★ユニバーサルスタジオ・ジャパン完全ガイド
     GLAYオススメ! 絶対はずせないアトラクション/ユニバーサル・スタジオ・ジャパンパークガイド
    ★大阪食・遊・泊ガイド 大阪観光ガイド/メンバーお気に入りのめちゃうまグルメ
    ★特別付録Expoガイドマップ
  • 『GLAY EXPO 2004 THE FRUSTRATED in KOBE』神戸国際会館 こくさいホールにてライブ

    2004.07.26

    HAPPY SWING会員限定ライブ

    INFORMATION

    1.BEAUTIFUL DREAMER
    2.グロリアス
    《MC》
    3.SOUL LOVE
    4.生きてく強さ
    5.春を愛する人
    《MC》
    6.Blue Jean
    7.ピーク果てしなく ソウル限りなく
    8.MISERY
    《MC》
    9.あの夏から一番遠い場所
    10.とまどい
    11.Cynical
    《MC》
    12.天使のわけまえ
    13.彼女の“Modern…”
    14.SHUTTER SPEEDSのテーマ
    15.誘惑

    【ENCORE】
    1.BELOVED
    2.南東風

    REVIEW

    GLAY EXPO 2004 THE FRUSTRATED in KOBE
    7/26 神戸国際会館こくさいホール

    この日、HEAVY GAUGEツアー以来約4年振りとなる神戸にて、GLAY EXPO 2004の前哨戦ともいえるライブが、HAPPY SWING会員を対象に行なわれた。
    18時45分、暗転していた客電が一斉につき、1曲目の『BEAUTIFUL DREAMER』が始まると、会場は一気にヒートアップ!! 続く『グロリアス』『SOUL LOVE』『生きてく強さ』『春を愛する人』という懐かしいナンバーにファンは大喜びで、会場のテンションも上昇していく。その後のMCでは、TERUからの「10年も続けてこれたのはみんなのおかげです。今まで1,000回くらいありがとうって言ってきたかな。でもこの言葉が一番伝えやすくて…本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう」という心のこもった言葉に、会場は感動の渦に巻き込まれ、中には涙を流すファンも。しかし、新曲『Blue Jean』の演奏ですぐに笑顔を取り戻し、再び盛り上がりを見せると、その勢いはとどまることなく本編終了。そして、盛大なアンコールの中メンバーが登場すると、TERUから「やっぱりEXPO直前だし、メンバーの意気込みを聞いてみたいよねぇ」という提案が!! まずトップバッターに指名されたHISASHIは、「神戸ーーー!! 俺は今、非常に燃えている!! なぜなら昨日、東京で氣志團のライブを観てきた!!」と、X-RATEDツアーで恒例となっていたキレキャラ復活!! 「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはとても暑いらしい!! コンクリートの跳ね返りがすごいんだって!!」と叫ぶHISASHIだったが、最後は「暑さには気をつけてねっ」とファンを優しく気遣う一面を見せるのだった。また、JIROはそんなHISASHIのキレキャラを真似してみるものの噛んでしまい、すぐ素に戻って「マジすごいから、期待してていいよ! オープニングから気合い入ってます! 体力勝負になるので暑さ対策はきちんとしてきて下さい。あと、ちゃんと睡眠を取ること!!って言っても俺も眠れないんだけどね(笑)」と笑顔で話し、会場を和ませる。続くTAKUROの「神戸牛あるやないかぁ」という唐突な発言に会場が大爆笑する中、「最近俺が泣いた良い話があるんだけど、メンバーの企画で、TAKUROに究極の牛丼を食べさせようという企画があって。HISASHIは最高の水を求めて富士の樹海に、JIROは故郷函館の昆布と実家の醤油を、TERUは淡路島にタマネギと最高の神戸牛を探しに行って、そしてその具材で究極の牛丼を作ってくれて…」と嬉しそうに話すTAKURO。しかし、ここでTERUが突然「100g 1万円の神戸牛があったんだけど、そんなにお金使えないよ!ということで、100g 5,000円の肉をビデオカメラで撮っておいて、実は100g 800円の肉を買ってきたんだよね(笑)」と暴露発言をし、TAKUROは動揺を隠しきれない様子で苦笑い。さらにTERUから「でもTAKUROは、“やっぱり100g 5,000円の肉は上手いな~”って美味そうに食べてたよね(笑)」と言われショックのあまり(?)、EXPOへの意気込みを「EXPOは頑張ります!!」と一言で締めくくるのだった。そして、この日のラストソングとなった『南東風』では、「EXPOで初出しにしようと思ったんだけど、これはみんなの力が必要です。はい、俺に注目!!」とファンを注目させたTERUが、「右左右左ポポポンハイ♪」と自ら演技指導 をしながら『南東風』ダンスを初披露。TERUのキュート・なダンス姿に会場からは歓喜の声が上がり、見様見真似で踊るファン。最後にTERUが「みんなEXPOまでに、このダンス覚えてきて下さいね!!」と宿題を出して、20時35分ライブ終了。この日のライブが、4日後に迫ったGLAY EXPO 2004に続くにふさわしいライブとなったことは言うまでもない。
    (HAPPY SWING VOL.34)
  • 『GLAY EXPO 2004 in UNIVERSAL STUDIOS JAPAN™ “THE FRUSTRATED”前夜祭』UNIVERSAL STUDIOS JAPAN™内のラグーンにてフリーライブ

    2004.07.30


    GLAY EXPO 2004 in UNIVERSAL STUDIOS JAPAN「前夜祭」(UNIVERSAL STUDIOS内)

    INFORMATION

    1.航海/2.あの夏から一番遠い場所/3.とまどい/4.HOWEVER/5.Cynical/6.BEAUTIFUL DREAMER/7.南東風

    REVIEW

    ★7/30 GLAY EXPO 2004 UNIVERSAL STUDIOS JAPANTM“THE FRUSTRATED”前夜祭 in ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内ラグーン水上ステージ
    台風10号の接近で水上ステージでのライブ開催が心配されていたものの、本番直前の空には虹がかかるというミラクルを見せたGLAY!! 19時5分、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの人気キャラクター“ウッディー・ウッドペッカー”が操縦するモーターボートに乗り、大歓声の中、大きく手を振って笑顔で登場したメンバーは、水上を一周してステージへ。“GLAY10年の軌跡”という言葉にふさわしい曲『航海』からライブスタートとなり、続いて『あの夏から一番遠い場所』『とまどい』といった夏らしいナンバーに、GLAYの代表曲『HOWEVER』など、ミディアムナンバーを中心に演奏。しかし、ラストの曲『南東風』ではポツポツと雨が降り始め、途中大降りになるも、TERUの「 雨にも負けない元気な声を下さい」という言葉に、台風を吹き飛ばすような大合唱が起こり、雨さえも演出に変えてしまうほどのパワーで乗り切ったメンバー&数万人のファン。GLAY史上初となった雨の中のライブも、また1つ新たな感動を生んだに違いない。
    (HAPPY SWING VOL.34)


    前夜祭は落ち着いた感じのアンプラグド・スタイルで演奏
    『GLAY EXPO 2004 in UNlVERSAL STUDIOS JAPAN THE FRUSTRATED』の前夜祭ライヴは、UNIVERSAL STUDIOS JAPAN内のラグーンに設置された水上ステージで行われた。夕焼け空の下で、ラグーンの周りを取り囲んだ大勢の人達がざわめいている様子は、アミューズメント・パークのパレードが始まるのを待っている感じに近くて、ちょっと不思議な気がする。
    開演時間が近づいて周囲の緊張感が高まる中、華やかなオープニングSEが響き渡り、GLAYのメンバーがモーター・ボートに乗って登場。大きな歓声を浴びながらラグーン内をゆっくりと一周した後、ステージに上がって行った。「最高ですね。もう感動した!」というTERUのMCに続いて、ライヴは「航海」からスタート。前夜祭はアンプラグド系のスタイルで、メンバー全員椅子に腰掛けてプレイ。フォーマット的にもTAKUROがアコギを弾く形で、いつもとは一味違ったサウンドが印象的だ(全ての曲がアコギを活かしたパターンになっていた)。夕闇が迫る野外でGLAYが奏でる乾いたサウンドを聴くのは実に心地良く、“こういうロケーションで、アンプラグド系のライヴを選択するのはさすがだなあ"と思った。「航海」の後は、HISASHIが弾く12弦エレアコの繊細なトーンを活かした「あの夏から一番遠い場所」や、JIROのメロディアスなベースと躍動感に満ちたリズムの取り合わせが光る「とまどい」といった曲が演奏された。涼しい風に吹かれて、笑顔でプレイするメンバー逢は本当に気持ち良さそうだ。ドラマチックな「HOWEVER」の後、GLAYはHISASHIのボトルネックとTERUのブルース
    ハープをフィーチュアしたプルージーなジャム・セッションを展開。渋いサウンドで客席を大いに沸かせた後、問髪入れずにアップテンポの「Cynical」をプレイした。シャープ&ホットなサウンド'に客席が盛り上がる中、畳み掛けるよう
    に「BEAUTIFUL DREAMER」をプレイ…と、ここでいきなり大雨か降って来た。“マジでぇ!?”と思ったが、蒸し暑い野外で雨を浴びるのは予想外の心地良さで全く苦にならない。「GLAY史上、初の雨の野外です!歴史的瞬間です!!」というTERUの前向きなMCを挾んで、最後に「南東
    風」が演奏された。強い雨と風にもトーン・ダウンすることなくGLAYは上質なサウンドを聴かせてくれたし、そんな彼らに応えて、客席もアンプラグド・ライヴとは思えない盛り上がりを見せていた。“雨の野外”というと、強力なマイナ
    ス・イメージを抱いている人が多いと思う。しかし今回の前夜祭に参加した人達にとって、“雨のGLAY”はいい想い出となったに違いない。
    (GIGS)
  • GLAY EXPO 2004 in UNIVERSAL STUDIOS JAPAN"THE FRUSTRATED" UNIVERSAL STUDIOS JAPAN™特設ステージにて開催

    2004.07.31

    7月31日(土)
    開場:11時00分 開演:17時00分 終演:20時30分
    入場者数:10万人
    総制作費:20億円(ステージ:15億円)
    会場総面積:13ha
    ステージ規模:全長150m、高さ40m
    照明:4,000台
    大型ビジョン:800インチ1台(ステージ上に配置)
    総スタッフ数:7,500人
    警備・整理員:3,000人
    医師・看護師:60人
    ツアーバス:1,200台

    INFORMATION

    <SET LIST>
    誘惑
    ビリビリクラッシュメン
    SOUL LOVE
    グロリアス
    春を愛する人
    生きてく強さ
    ピーク果てしなく ソウル限りなく
    週末のBaby talk
    BELOVED
    HOWEVER
    I'm in Love
    pure soul
    Blue Jean
    MISERY
    彼女の“Modern…”
    SHUTTER SPEEDSのテーマ
    EXPO 2004メドレー
     天使のわけまえ
     Billionaire Champagne Miles Away
     GLOBAL COMMUNICATION
     STAY TUNED
     サバイバル
     YOU MAY DREAM
     RHAPSODY
     ALL I WANT
     口唇
     月に祈る
     Yes, Summerdays
     千ノナイフガ胸ヲ刺ス
     BURST
    BEAUTIFUL DREAMER
    ACID HEAD
    <アンコール>
    南東風

    ◆隣接する会場ではEXPO展示館を実施。

    MEMBER'S COMMENT

    【開催前コメント】
    GLAYの10周年を記念して、7月に大阪で開催される“GLAY EXPO 2004”。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンという場所もあり、さまざまなアトラクションを意識した演出による、大規模なエンタテインメント・ライブが行われる。過去2回の“GLAY EXPO 2004”を上回ると思われる壮大なスケール。間違いなく、この夏最高のイベントだ。
    TAKURO「ステージを会場のあちこちに作って、米粒にしか見えないっていうことのないよう、全方位型で楽しめるライブにしたいです。前夜祭も決まって、水上ステージでやることになったし。GLAYの中でも、スケール、内容において今までの頂点を目指すものにしたいですね。何せ相手はスパイダーマンやETですから(笑)」
    HISASHI「アイデアを練っているときから楽しいんですよ。会場のスタッフの熱意も感じたし。こちらのやりたいことを伝えることによって、お互いにやれることの可能性は広がると思います。」
    JIRO「今の時点でもまだアイデアを考えていたり。そのぐらい、常にEXPOモードになっていて。演出が決まっている部分もあれば、そこにさらに肉付けを考えたり。最終的には音楽の力で持っていける自信はあるけど、初めて来る人も楽しめるように今も考えてます。」
    TERU「オープニング・ムービーを撮影してきたんですけど、これがすごいです。ムービー自体が第一ステージで、ライブが第ニステージ、みたいな感覚で楽しんでほしいと思います。それに、199年の幕張でも思ったんですけど、会場全員が一緒に歌っているときの一体感を感じたい。その感動はGLAYならではのものですから。」

    EPISODE

    ◆GLAY EXPO 2004とUSJ入場券のパックチケットも発売。
    ◆エンディングで次回ツアー「THE FRUSTRATED~extreme~」の開催を発表。
    ◆2004年7月31日は土曜日。ということでライブ終了後JIROは『Buggy Crash Night』を生放送。
  • 31st SINGLE「Blue Jean」リリース

    2004.08.04

    収録曲
    01.Blue Jean
    02.南東風~PEACEFUL SESSION~
    03.すべて、愛だった-La vie d'une petite fille
    04.すべて、愛だった-La vie d'une petite fille(Acoustic Version)
    05.Blue Jean(Instrumental)


    INFORMATION


    ◆ <初回生産限定盤>
    スペシャルデニムケース仕様

    REVIEW

    GLAYの新曲「BLUE JEAN」が届いた。カップリングにはアルバム「THE FRUSTRATED」でも好評だった「南東風の新しいテイクと「すべて、愛だった-La vie d'une petti fille-」を収録と聴き応え十分の一枚。
     きらめきが東になって降りそそぐ。
     心の翳りなどみえなくしてしまうほど「BLUE JEAN」はとびきりの、輝く季節の賛歌だ、シャツの背中を膨らませる夏の風、空を染める燃えるような赤、やがて訪れる群青色の青、そこに瞬く金星そして穏やかな顔つきをした月。「BLUE JEAN」を聴いているとそんなイメージが膨らみ続けて、気分はすでに夏の夜の夢の中。そこに切なさ、懐かしさ、わずかばかりの後悔、愛しい思いなんてものまでが溶け合って混じり合って、あぁこんなふうにごちゃまぜになった感情それこそがまさに夏じゃないかと、また溜め息をこほしてみたりする。
     春夏秋冬、春には春の、冬には冬の名曲を数多く持っているこのバンドは、それがどんなにオーソドックなスタイルであったとしても常に掛け値なしに聴く者の心を引き寄せる力にあふれている。なんてことは、もう周知の事実、今に始まったことじゃない。大事なのは、普遍と人が呼ぶ心理に誠実に迫ることで、そしてそれを、彼らはやり続けている。
     思い出がありすぎて心では重くなりそうで、誰かの肩にたよりたくなる,あんまり楽しいから終わりのあることを知っ
    ているから、少しずつ寂しくなっていく。眩しくて、切ない。そんなやがては過ぎ去っていくもの、消えてしまうものだから、惨くて愛しいのか。それとも愛しいから消えてしまった後も思いが募るのか。形あるものが姿を変え、存在の在
    り方さえ変えていくその様を、彼らほどヒューマンなやり方で歌に表しているバンドもいないだろうと、この「BLUE JEAN」を前にあらためて思う。
     いや、それはあるいは、C/Wとして収録されている「すべて、愛だった」とも関係しているかもしれない。愛という言葉を躊躇いながらタイトルに持ってきた同作品は、繊細な作りをしたミディアムバラードで、彼に歌われ、彼らに演奏されたことによって生命力にも似たぬくもり、確かさ、普遍であることのだおやかさ、しなやかさを、サウンドに刻み込んだという印象を強く受ける。
    “人は幸せを願うたびに一人きりではなれないと知る”という独特のフレーズはぜひともCDで聴いてみて欲しい。たと
    えば確かに輝いていた季節が誰にだってあるとして、そっと振り返ってみる時、美化するわけでも正当化するわけでもなく、間違いも後悔も底知れぬ悲しみも、自分を作る一部として受け入れてしまえる、この歌にはそんな力があるように思えてならないからだ。メロディーと言葉とが一緒に鳴った瞬間の深みを、存分に味わえる秀作だと約束しよう。
     ところで、「すべて、愛だった」はピアノ曲である。もちろん大陸的なバンドサウンドとして完成しているが、骨子は鍵盤で作られており、「すべて~(Acoustic Vesion)では弦と何声も重ねたハーモニーで、楽曲本来が持つ美しさを堪能てきる。
     またライブやアルバムで人気を博していた南東風~PEACEFUL SESSION~は、ファンも参加してシューティングされたというミュージックビデオも必見。今夏のステージでも盛り上がりを見せること、間違いなしだ。

  • ツアードキュメントブック「GROOVY」の新装版が発売

    2004.08.27

    1996年発売のツアードキュメントブック「GROOVY」の新装版が発売される(EXPO会場で先行発売)

    価格: ¥ 1,800
    単行本: 240ページ
    出版社: シンコー・ミュージック

    INFORMATION

    1996年2月19日にスタートしたBEAT out! TOURから、同年9月9日にファイナルを迎えたBEAT out! reprise TOURまで。約7カ月にわたっての密着取材を敢行したツアー・ドキュメント・ブック「GROOVY」がボックス入りのGLAYデビュー10周年記念版として新発売。2004年の期間限定販売商品!
  • JIROが参加したpillowsのトリビュートアルバム「シンクロナイズド・ロッカーズ」リリース

    2004.09.16

    JIROが参加したthe pillowsのトリビュートアルバム「シンクロナイズド・ロッカーズ」リリース。
    収録曲
    01. Runners High / ストレイテナー
    02. Funny Bunny / ELLEGARDEN
    03. 巴里の女性マリー / The ピーズ with クハラカズユキ
    04. Vain Dog(in rain drop) / noodles
    05. この世の果てまで / YO-KING
    06. カーニバル / 佐藤竹善
    07. Little Busters / GOING UNDER GROUND
    08. Our Love And Peace / SALON MUSIC
    09. ハイブリッド レインボウ / BUMP OF CHICKEN
    10. ストレンジ カメレオン / Mr. Children
    11. Sad Sad Kiddie / YUTA.TOSHI.CHIHO and JIRO'S SESSION (from GLAY JIRO)

    MEMBER'S COMMENT

    -今回のトリビュートに参加できることになったとき、感激も大きかったんじゃないかと?
    JIRO▼いや、もううれしかったですよ.
    山中さわお▼実は、僕が自宅で直接話をしたんですよ。2~3日後に会社レベルで話が行くというタイミングで飲んでいたので、黙っているのもおかしいから、実はトリビュートの話があるつて振ったんです。いろいろレコード会社や事務所の手続きで大変だけどって,そうしたら、やりますやります、GLAYでやりますつて。ちょっと待ってくれって僕のほうが慌てて(笑)。まあまあ、ありがとう、だけどゆっくり
  • 『GLAY ARENA TOUR 2004 “THE FRUSTRATED -extreme-”』スタート

    2004.10.02

    全国10ヶ所15公演
    ※10月25日長良川国際会議場、11月17日よこすか芸術劇場は、地元のみで告知・シークレットライブ扱いだった。

    INFORMATION

    10月02日さいたまスーパーアリーナ
    10月03日さいたまスーパーアリーナ
    10月06日大阪城ホール
    10月07日大阪城ホール
    10月10日石川産業展示館4号館
    10月25日長良川国際会議場
    10月27日名古屋レインボーホール
    10月28日名古屋レインボーホール
    10月31日朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
    11月03日宮城・仙台グランディ・21
    11月06日北海道・真駒内アイスアリーナ
    11月17日よこすか芸術劇場
    11月20日国立代々木競技場第一体育館
    11月22日国立代々木競技場第一体育館(YUKIさんがゲスト「南東風」を演奏)
    11月23日国立代々木競技場第一体育館
    11月28日マリンメッセ福岡
    11月30日広島グリーンアリーナ

    REVIEW

     GLAY史上究極のエンターテインメントに挑戦したEXPOから約2ヵ月。オモチャ箱をぶちまけたように、たくさんの要素が満載だったあのお祭りのあとにGLAYはどんなライブを見せてくれるのだろうと興味津々だった。
     “晴れ男”GLAYには珍しく、外はあいにくの雨。肌寒さから逃れるように、会場に入り、チケットに書いてある入場ゲートヘと向かう。今回のツアーはどんなステージが待っているのか。入場ゲートをくぐる、この瞬間がいつも楽しみだ。そして、いざ自に飛び込んできたのは、今まで見たこともないような不思議な形状のステージ・セット。一見、スピーカーが積み上がっているようにも見える。あそこから音が出る!?、ひょっとして、さらに勧いたりして!?、まさか……いや、GLAYならあり得る……などなど、頭の中にいろんな想像を駆け巡らしていたら、場内の照明がゆっくりと暗くなる。
    徐々に大きくなる歓声。それをかき消すようにオープニングを告げるSEのビートが嗚りはじめ、その瞬間、ステージに目が釘付けになった。なんと、あの不思議なセットが、まるでUFOが舞い降りてきたかのように光を放ちはじめたのだ。
     思いもよらないような正体を現したことに、誰もが“まさか!と息を飲み、唖然としてしばらくメモをとるのさえ忘れる。光をまとったそのステージはそれだけで威圧感タップリで、あつという間に心は現実から切り離され、GLAYワールドヘと誘われてゆく。
    シンプルながら、映像をうまく使ったメンバーの登場シーンも、ロック・バンド然こしていて実にクール。
    “今日はとことんカッコいいGLAYを見せていきたいと思うんで”
    最初のMCでTERUが言ったとおり、オープニングでは直球でカッコいいナンバーが目白押しだ。「THE FRUSTRATED」では、日頃の欝憤を晴らすかのように、2万人のオーディエンスがビートに乗せて体を揺らし、JIROがエレキアップライト・ベースを奏でるGLAYの新境地ともいえるスカ・ナンバー「BLAST」でも、ジャンプ・ジャンプ。客席は終始グラグラ揺れっばなしだ。そんな熱気を和らげるように、中盤にはミドル・テンポのナンバーも数曲用意されていた。中には、久々にライブで聴くなつかしの曲も。TAKUROがキーボード、TERUがアコギを弾きながら歌うという、スタイルも新鮮だ。
     胸に染みるミディアムの曲でキュンとしたあとは、“ここでみんなの笑顔をまた見せてほしいと思います!”というTERUの号令のもと、「Runawat,Runaway」や「Billionaire Chanpgne Miles Away」などビート感の強い曲でヒートアップしていく。大合唱が起こる、TERUも感情が高ぶったのか、マイクを通さずに。“もっと!”とあおる。2万人すべてに届き渡るかのような生声のパワフルさに、観客たちから思わずどよめきが起った。
     「南東風」は、“このナンバーをダンスで成長させたい”というTERUの希望通りEXPOでおなじみになったあのフリ付けを再びオーディエンスと共に楽しんだ。「STREET LIFE」を演奏する前にTAKUROがMCで“音楽っていうのは、ただ作ってるだけじゃなくて、みんなが聴いてくれて、こうやってライブ会場に足を運んでくれて、そして一つひとつ育て上げていくものだと今さらながら感じています”と、言っていたが、「南東風」は、まさにその言葉通りに成長を遂げつつあるナンバーだ。
     新型LEDの登場で、相変わらずビックリさせられたが、ライブ全体的には過剰な演出もなくシンプル。このツアーで初公開となる新曲も含め、いい曲を、メンバーがカッコ良く演奏している姿を、とことん見ることが出来た。
    食材でも、うまい素材は、いろんな調理法を施さなくても、そのままでもおいしく食べられる。まさに今回のライブはそんなうまい食材をそのまま堪能した感じ。今までGLAYが体現してきたエンターテインメントの集大成とも言えるEXPOの逆を行く、GLAYという素材を心底楽しめるようなステージだった。
    (WHAT's IN?)

    EPISODE

    10.2 さいたまスーパーアリーナ初日公演エンディングで来年のドームツアー「DOME TOUR 2005 "WHITE ROAD"」の開催を発表
    10.6-7 大阪城ホール公演のMCでTERUがドームツアーに大阪公演の予定が無いことについて「大阪ドームでの公演は振動の問題があり、現在交渉中」と発表 8日のスポーツ紙で報道される
  • 『GLAY “THE FRUSTRATED -extreme-”』長良川国際会議場にてライブ

    2004.10.25


    ※10月25日長良川国際会議場公演は、地元のみで告知・シークレットライブ扱いだった。