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5thアルバム『HEAVY GAUGE』発売
1999.10.20
5th アルバム『HEAVY GAUGE』発売
01. HEAVY GAUGE
02. FATSOUNDS
03. SURVIVAL
04. ここではない、どこかへ
05. HAPPINESS
06. summer FM
07. LEVEL DEVIL
08. BE WITH YOU
09. Winter, again
10. Will Be King
11. 生きがい
12 Savile Row ~サヴィル ロウ 3番地~
オリコン・チャート初登場1位獲得(11/1付)
REVIEW
GLAYの新たな挑戦が詰まった5作目のオリジナルアルバムが登場
真摯な姿をぶつける“問題作”もある!?
今年7月に千葉・幕張メッセで開催された20万人ライブの大成功も記憶に新しいGLAY。10月20日に、待ちに待ったニューアルバム『HEAVY GAUGE』がリリースされる。前作『pure soul』から1年3か月。その間には“ビデオシングル”「SURVIVAL」(今回初CD化)をはしめ「ここではない、どこかへ」「BE WITH YOU」「Winter,again」というヒットシングルを飛ばし続けた彼ら。いつ曲を作る暇があったんだ~!と思わせるほどの勢いで届けられた本作には、それら大ヒット曲4曲を含む、全12曲が収録されている。
キャッチーナメロディを軸にしたヒット曲の数々も魅力的だが、新たな収録曲では、今までになかったGLAY像もかいま見せてくれる。たとえばタイトル曲は、ストリングスとギターのハウリングが交差するヘビーなミクスチャー・ロック・ナンバー。ネガティブな感情を赤裸々に描いた歌詞は、過去のGLAYの詞世界にはなかったものだ。また「FATSOUND」では、現在のミュージックシーンを皮肉るかのような歌詞が痛快。新記録の競争とも思えるシーンの現状や、何でもコンビニで手に入るお手軽な世の中への警鐘…。そんな憂いをイントロのTERUの絶叫とともに、疾走感あふれるハードなサウンドで聴かせる。躍動感に満ちた楽曲が多くを占めている印象だ。
今や国民的な人気バンドとなった彼らだが、キレイごとやラブソングばかりをうたっているわけではない。本作『HEAVY GAUGE』には、現実と向き合い、自分たちの考えを直球で歌にぶつける、真摯な姿が存在しているのだ。MEMBER'S COMMENT
メンバーによる全曲解説
『HEAVY GAUGE』
JIRO「TAKURO君のデモ・テープ聴いたときに“来た!”“見えた!”。最初からかっこいいと思った曲でした。」
HISASHI「6月のプリプロの段階の時にこれからのGLATを象徴すると思った曲。アプローチもその時のままです。今回のアルバムの先頭を切るような勢いの曲ですね。」
TAKURO「ストリングスを入れるのは最初から決めていました。デモ・テープではHISASHIが手弾きでやっていました。」
『FATSOUND』
HISASHI「叫んでくれました(笑)」
TERU「吐き出した気はします(笑)」
TAKURO「歌詞は自戒的という。この曲のボーカルは『Will~』と争うくらい好き。最初はもっと遅いテンポの曲だったんだけど、佐久間さんがこれ速く行くでしょうって行ってこうなった。HISASHIのギターソロがいいね。」
HISASHI「歌詞カードにサラマンダーソロって書く(笑)遊んでいる気がします。」
『SURVIVAL』
TAKURO「今回の中で演奏的にはベスト・チューンに入りますね。他の追随を許さないこの走りっぷり(笑)。早口言葉みたいな歌いっぷりも気持ち良いし。セーノで一発録りだったけど、あっという間に終わったね。」
TERU「シングルよりテンポが速いんですね。ライブのテンポ。歌のリバー部が一番深いんですが、あれはエンジニアのマイケルが、「これが幕張のエコー」とか再現してくれる中でこうなりました。」
『ここではない、どこかへ』
TAKURO「歌詞の中身はおいておくとして、現状か、あてもないどこかを選ぶとしたら、絶対後の方だっていう。同じことをやらないぞっていう。そういう意味ではタイトルの言葉は、「SURVIVAL」に次ぐ非常に大きなキーワードになったかな。「summer FM」と同じく、アルバムの方向が決まりかけた時に書いたんで、こういうさわやかな曲をやる最後かな、だった徹底的にさわやかにっていう気持ちだった。」
『HAPPINESS』
TERU「一番暗礁に乗り上げた曲ですね。」
TAKURO「乗ってたね、いい暗礁に(笑)」
TERU「どう歌っていいかわからなくて悩んだ。何回も歌って、言いたいことはいっしょなんだけど、技術を超えたものが欲しかったんですよ。形にはなるんだけど、自分で聴いて“来ない”って思って歌い直したんですけど。GLAYの状況と一緒で、ぬるま湯に浸かるんじゃなくてそこから離れて行こうというのはありましたね。」
『summer FM』
TAKURO「2つの意味がありました。5年目に突入した「TERU ME NIGHT GLAY」(bayfmのラジオ番組)のテルさんに捧げるというのと、幕張の夏の思い出という意味と。カップリングはアルバムに入れないというタブーがあったんだけど、目をつぶった時に、アルバムの中でこれがなったの。だから入れました。」
JIRO「この曲を入れたいって聞いて、いいねぇって。すごいテンションで完成させたから、ほっとした感じがあったのかな。」
『LEVEL DEVIL』
HISASHI「アナログのヒューマンなノリとデジタルなノリ。たたみこむ感じと包み込む感じを両方出せたらと。それで一気に雰囲気を変える気持ちでやりたかった。」
TAKURO「HISASHI大フィーチャーだよね。やたら存在感がある。」
JIRO「タイトルは音の太さを変えるコンプレッサーの名前なんですよ。かっこいい名前だと思ってたら、TAKURO君も仮タイトルで使ってて。それで決まりました。」
『BE WITH YOU』
TAKURO「去年の11月のシングルということもあり、世界観は一番『pure soul』に近いかもしれない。それだけに“甘いよね”っていう声も出たり、。それも、録り直したり歌い直したりして、TERUのボーカルが良くなったりして落ち着きました。過渡的な作品だったですね。このカップリングのシングルで冒険したことが『Will Be King』に繋がった。そういう意味では重要なシングルでした。」
『winter,again』
TAKURO「今思うと、すごいキャッチーな曲だったな。ある時期の目標になった曲でもありますね。その後、“あれみたいな曲を書いてくれ攻撃”がすごかった。断りましたが。」
TERU「これ、ツアー中に一度完成したんだけど何度か時間をおいて歌い直した。この雰囲気では今は歌えないですね。」
TAKURO「『タイタニック』にすげえ感動して、あの音を入れたいんだけどって佐久間さんにきかせたの。今だから言えるけど。」
『Will Be King』
TAKURO「ベスト作曲賞を上げたいくらいの曲。「毒ロック」「ストロベリーシェイク~It's Dying(not dying)」を消化したかな。クライマックスの曲になるかなと思ったから減とコーラスは最初からイメージしていました。デモ・テープにはイントロにHISASHIのシタールが入っていたけど。」
HISASHI「どうしたいのかわからなくて。俺の思ったのがそれだった。日本ではないどこかへ行ってみたりして(笑)」
『生きがい』
TERU「仮タイトルは“GLAY王道”だったんだけど、最初に音を合わせた時に“来た”感じがしましたね。」
JIRO「TAKURO君はアルバムの格にしたいからもっと重い感じにしたいって言ってたんだけど、どうやっても無理でこうなったんですよ。それ以上に詞が良かった。」
TAKURO「生きがいっていうタイトルは勇気がいったけど、告白しようみたいな感じだったな。“疲れた”って(笑)」
『Savile Row ~サヴィル ロウ 3番地~』
TAKURO「ロンドンでの曲順の緊急ミーティングでJIROの案が通って最後になったんで30分で書いた。」
JIRO「最後に重い曲って疲れるし、リラックスできるところを作りたかった。」
TAKURO「偶然JIROと通りがかったのがビートルズが最後のライブをやったアップルビル。なんだか全部つながった気がして、もっと切ることに対しての意思表示をするべきだと思って住所をタイトルにしました。」 -
天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典 に出席
1999.11.12
皇居前広場で開催された天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典に出席INFORMATION
出席者一覧
音楽・芸能関係
安室奈美恵、北島三郎、GLAY、西城秀樹、SPEED、谷村新司、中西圭三、橋幸夫、布施明、松崎しげる、森進一、YOSHIKI、和泉元彌、草刈民代、黒木瞳、斉藤慶子、 高知東生、竹下景子、高島礼子、宝塚歌劇団・星組、藤岡弘、森繁久彌、
文化人
加藤芳郎、小林よしのり、松本零士、
スポーツ
野球:王貞治、長嶋茂雄、星野仙一、野茂英雄、松坂大輔
サッカー:ラモス瑠偉、中山雅史、井原正巳、川口能活、城彰二
テニス:松岡修造、伊達公子、沢松奈生子
柔道:吉田秀彦、田村亮子
スケート:清水宏保、岡崎朋美
格闘技:武蔵、アンディ・フグ
(敬称略) -
第32回 全日本有線放送大賞 16thシングル『Winter, again』が大賞受賞
1999.11.20
-
第32回 日本有線大賞・最多リクエスト歌手賞、16thシングル『Winter, again』が大賞受賞
1999.12.03
-
『THE MEN WHO SOLD THE WORLD (BOYS ONLY NIGHT)』
Zepp TokyoにてTERUプロデュースによるファンクラブ限定ライブ1999.12.06
“THE MEN WHO SOLD THW WORLD”(BOYS ONLY NIGHT)
Zepp Tokyoで実施
Open 17:30/Start 18:30
入場制限:男性限定INFORMATION
MENU
~SE~
01. HEAVY GAUGE
02. サバイバル
03. 誘惑
《MC》
04. 彼女の“Modern…”
05. FATSOUNDS
《MC》
06. THE MEN WHO SOLD THE WORLD(DAVID BOWIE)
07. 生きがい
08. MISERY
09. COME ON!!
10. ACID HEAD
11. BURSTREVIEW
2月に行なわれたFC限定ライブは、メンバーそれぞれが1日ずつを企画・プロデュースした夢のスペシャルナイト4days!! その初日を飾ったのは、TERUプロデュースによる「THE MEN WHO SOLD THE WORLD(BOYS ONLY NIGHT)」、略して「男ナイト」(笑)。その名の通り、男性限定ライブである。(中略)そして18時42分、開演時間を少し過ぎた頃、地方のイベンターである遠藤氏と高波氏の二人が前説をするためステージ袖に現われると、やっぱりいつもとは違う歓声に包まれる会場内…待ちに待った“男ナイト”の幕開けだ。まずは、ALIKICK WITH D.I.E.がステージに登場。事前に告知されていなかったためアレ!? と思った人がほとんどだったと思うのだが、それでも次の瞬間にはみんなノリノリで、「みんな俺のこと覚えていてくれたかー!?」というD.I.E.のMCに「オーーー!!」という返事が返ってくるとD.I.E.も嬉しそうにその声援に応え、『FRAGILE』や『ANGEL'S BACK』など全10曲を披露。熱いステージをかましてくれた。そして、そんなD.I.E.に負けちゃいられないと、いよいよGLAYが登場。SEが流れ始めると「GLAY! GLAY!」というかけ声と手拍子が起こり、地の底から響いてくるような「ウォーーー」という低い声と共にライブは『HEAVY GAUGE』からスタート。その後も「オーケー! 男ー!! これだけ男が集まるとスゲーなー。今日はね、ホントに男に生まれて良かったって感じで暴れさせてやるからよー、どんどんついてこいよー」という男臭いTERUのMCとハードなナンバーに会場は大盛り上がりで、最後の『BURST』まであっという間の70分。アンコールがなくてちょっと物足りない気もするのだが、普段のライブでは周りが気になってあまり暴れられないという人達も大満足といった表情で、「男だけのライブが初めてだからワクワクしている。タガが外れる気がします。高校生の男の子が悪いことをする時みたいな、タバコ吸おうか、お酒飲もうか…そんな感じ。サブタイトルが“兄貴の秘密ナイト”だから(笑)」とTERUがライブ前に言っていたように、メンバーもファンも思いっきり楽しめたライブだった。MEMBER'S COMMENT
開催前のインタビュー(HAPPY SWING会報 VOL.15)
FC:それぞれ制限があるんですが、まずはTERUさん。男性限定ということですけど。
TERU:うん。一番最初に思ったのは、チケットを取るってゆー行為がですね、やっぱり女性の方がパワーがあると思うのね。あと、男の子一人だと来づらいみたいなことをよく聞いたりするんで、まあこの際だから男の子だけ集めてやってみたいなと。それがきっかけですね。実際、集まるかどうかわからないけど(笑)。
JIRO:もしチケットの売れ行きが悪かったら、その辺の建築現場に行ってチケット無料配布すればイカツイ男集まるよ(全員爆笑)。
TAKURO:自衛隊とかね(全員笑)。
TERU:ダイブしたいかな。やっぱりね、GLAYのファンの子見ると中・高生の女の子が大半だったりするから、ちょっと考えたりしちゃうのね。だからZeppでは、男の中に飛び込んでみます。男の胸に(笑)。
TAKURO:集まった奴がさ、学校や職場で博士とか呼ばれてたりさ(全員爆笑)、骨皮筋男みたいにきゃしゃだったらどうする?
TERU:なんか、男の子だったら倒れても大丈夫だろうって思うもんね。倒れた方が悪いんだと思っちゃうくらい(笑)。
FC:内容は考えてますか?
TERU:うん、考えてます。
JIRO:ワン、ツー、スリー、フォーッ!で全部始まるんでしょ(全員笑)!?
TERU:全部激しい曲。で、予定では“アリキック with D.I.E.”がですね、一緒に参加してくれるんで。着々と進んでおります。 -
『FM802 BUGGY CRASH NIGHT presents 「GLAY Acoustic Live」』
大阪御堂会館にてJIROプロデュースによるライブ1999.12.12
FM802 Buggy Crash Night Presents「GLAY ACOUSTIC LIVE」
Produced by JIRO
大阪御堂会館で実施
-
『Acoustic Live in 日本武道館』日本武道館にて,JIROプロデュースによるファンクラブ限定ライブ『UNPLUGGED in BUDOKAN』実施
1999.12.13
「ACOUSTIC LIVE in 日本武道館」
purodued by JIRO実施
Open 17:30/Start 18:30
入場制限なしINFORMATION
SET LIST
01.about a girl(NIRVANA)JIROによる引き語り
02. May Fair
03. Savile Row~サヴィルロウ3番地~
04. 毒ロック
05. COME ON !!
06. 出逢ってしまった2人
07. HOWEVER
08. カナリヤ
09. HAPINESS
10. ルシアン・ヒルの上で(RED WARRIORS)
11. ビリビリクラッシュメン
12. FRIEDCHICKEN & BEER
13. 都忘れ
14. a Boy ~ずっと忘れない~
15. Will Be King
アンコール
01. SHUTTER SPEEDSのテーマREVIEW
今日のステージセットは何やらすごいことになっているらしく、「ゴージャスだよ、とってもゴージャス」とちょっと興奮気味に話す舞台監督の佐々木氏の言葉通り、ステージはさながら“宮殿の演奏会”という雰囲気で、一面に赤いじゅうたんが敷かれている。また、スタッフが今まで経験してきた中で、武道館でこんなに低いステージは初めてかも!? というくらい低いステージは、客席がより近く感じられる。会場入りすると早速、その噂のステージへと向かう本日のプロデューサーJIROは、客席の後ろの方に座り、全体を眺めながら「うん、いやーすごい。いいじゃないですか」と普段とは違う雰囲気のステージセットにご満悦の様子(笑)。
この日のサウンドチェックは一人一人が速いテンポで進んでいき、「HISASHIさん、JIROさんお願いします」と次々に呼ばれる度に「俺はいいの?」と不安そうなTERUは、「全員でお願いします」と言われたの聞き、もう一度「俺はいいの?」と尋ねてみるが誰も相手にしてくれず、一人部屋に残される(…寂しそう)。そして14時40分、やっとTERUもスタッフに呼ばれてステージへ。そこでJIROから、「はい、皆さん。JIROさんからお願いがあります。一、ハットを聴け。一、スネアを聴け。一、キックを聴け」と、前日行なわれたライブの反省点が挙げられ、それを活かしつつ一曲一曲確かめるようにリハーサルは進んでいく。そんな中、『COME ON!!』では左手でハープ、右手にタンバリンというワザを披露する器用なTERU。そして、16時になって本日の特別ゲスト、ストリングスの皆さんが登場! 厳かな雰囲気ですごくカッコイイ…。
その後JIROだけが残り、オープニングで弾き語りを披露するためリハーサルを行ない、MCの時のライティングもチェックをして楽屋に戻る。今日は全員黒のスーツでキメるらしく、楽屋では着々と準備が進められている。
開演時間が近付き、18時27分にステージ裏へ移動すると、「なんか緊張してきた」とJIRO。それを聞いたTERUは、「何のために練習してきたんだ! 今日の日のためだろー」とゲキを飛ばす(笑)。そして18時35分、JIROが一人でステージへ上がり、挨拶をして大好きなNIRVANAの曲を一曲弾き語りし、続いてメンバー全員ステージへ上がり、次の曲『May Fair』へ。いつものようにお客さんも総立ち状態になるが、今日はあくまでもじっくり聴いてもらおうというコンセプトのアンプラグドライブなので、JIROがみんなを座らせる。途中MCで、「元気ですか?」とTERUが客席に呼びかけると、本当に元気良く「元気!」と返ってくるのを聞いて、すかさず「(笑)かわいいね」とTERU。通常のライブでは演奏しないような懐かしめの選曲と、いつもとは違ったアレンジにファンも大喜びで、『毒ロック』ではHISASHIが歌ったり、『カナリア』『HAPPINESS』ではTAKUROが電子ピアノを弾く場面も。さらに、ミラーボールが幻想的で、ここが武道館だということを忘れそうになる…。そして最後の『SHUTTER SPEEDSのテーマ』でJIROからの着席命令が解除されると、待ってましたとばかりにみんなが前に押し寄せてしまい、ちょっと危険な状態になりながらも、20時37分にライブは無事終了。事前にJIROが皆さんにお願いしていた通り、“ちょっとオシャレな感じの自分なりの正装”で集まってくれた一万人のファンとメンバーは、今までにない素敵な夜を過ごせたことだろう。
HAPPY SWING会報 Vol.16MEMBER'S COMMENT
開催前のインタビュー(HAPPY SWING会報 VOL.15)
FC:JIROさんは制限なしということなんですが、これは?
JIRO:俺のこだわりはただ一つ、アンプラグドライブをやりたかったってゆーだけなんだけど、前に代々木でアンプラグド(ライブ)をやった時、思ってもないアレンジに曲が転がったりしたのがすごいおもしろくて、今だったらどのくらい成長してるのかなーってゆーのを試してみたかっただけだから、別に俺はそういった制限ってゆーのはナシにして、もう完全に俺らのため。
FC:制限がないのがJIROさんだけなんで、きっとここに応募が集中すると思うんですよ。
JIRO:まあね。たくさんの人に見られれば見られるほど緊張すると思うから、それなりに責任感が出ると思ったし、逆に自分達に対するプレッシャーをかけた方がいいんじゃないかなと思って。
FC:それで、日本武道館。
JIRO:うん。 -
『RESONANCE Vol.1』新宿CODEにてHISASHIプロデュースによるファンクラブ限定ライブ
1999.12.16
「RESONANCE Vol.1」puroduced by HISASHI
新宿CODEで実施
Open 20:00/Start 21:30
入場制限:20歳以上
12/16(Thu)INFORMATION
SET LIST
Opening DJ&VJ
01.愛♡入浴
02.neuromancer
03.Cynical
04.FATSOUND
05.LEVEL DEVIL
06.FRIEDCHICKEN & BEER
07.毒ロック
08.COME ON!!(CLUB DIVER Ver.)
09.生きがい
10.誘惑
11.サバイバルREVIEW
13時5分、みんなよりも一足お先に会場に到着したHISASHIは楽屋に入るなり、「次の音出し28分頃だから。今日はキッチリ区切るよ」と舞台監督の増淵氏に言われ、一息つく間もなくステージの方へ。新宿CODEはコマ劇場の隣のビルの4階にあるのだが、1階が映画館になっていて上映している間は大きい音が出せないため、スケジュールが分単位で決まっているのだ。
時計を見ると16時30分、なんと今から20分間のみ思いっ切り音が出せるのだ! そこで、「あと10分!」「あと4分半!」「1分!!」とカウントをとりながら押せ押せでサウンドチェック(笑)。次の音出しが映画の上映が終了する2時間後となり、「映画何やってんの?」と気になるJIROは、TERUから「シックス・センス」と聞くと、「観てーーー!!」と叫ぶ(…)。
最後にオープニングのタイミングを練習し、19時30分にリハーサルが終了すると、ステージ上にマネキンが吊るされたり置かれたりする。「プロデューサーどうっすか?」と言われると、「まーいいだろー」と笑顔のHISASHI。そして、いよいよ開場。会場にBGMが流れると、周りの白い壁とモニターに映像が流れる。楽屋で準備をし、衣装に着替えたメンバーは今日もお揃いの服(オレンジのつなぎ)にサングラスをかけ、21時34分、HISASHIはDJブースへ…でも、お客さんは気付いていない様子。数十秒後、やっとHISASHIに気付くとブース前に押し寄せ、アクションを起こす度にキャーっという歓声があがる。それからHISASHIのDJコーナーが終了するとメンバーが登場し、ライブが始まったのだが、3曲目の『Cynical』でファンの興奮を押さえるためにライブが中断したり、『FRIEDCHICKEN & BEER』では狂ったようにベースを弾きまくるJIRO。こうして22時44分、みんな大暴れで床が抜け落ちそうなライブが終了したのだった。MEMBER'S COMMENT
開催前のインタビュー(HAPPY SWING会報 VOL.15)
FC:HISASHIさんは?
HISASHI:これ、多分クラブだっていう場所もあるし、お酒が飲めるからだと思うんだけど、基本的に制限なしだったんだよね。
FC:あ、そうなんですか?
HISASHI:会場の問題だけで。
TAKURO:そうだよね。
HISASHI:うん。
FC:内容はどんな感じに…もう決まってますか?
HISASHI:決まってないねぇ。
FC:ははは。
HISASHI:まあ、客席の壁がスクリーンのような感じのクラブだから、それを生かしたライブになるんじゃないかな。 -
森 雪之丞さんのアルバム「POETIC EVOLUTION」に参加
1999.12.17
02.暗号
TERUコーラス参加
TAKURO・HISASHIギター参加 -
『The Millennium Eve A Chirstmas present for the people who love live a lot』LUNA SEAと共演
1999.12.23
『The Millennium Eve A Christmas present for the people who love live a lot.』
東京ドームで実施。
W/LUNA SEA(動員5万6千人)INFORMATION
~SE~
01. COME ON!!
02. 誘惑
《MC》
03. サバイバル
04. FATSOUNDS
05. 彼女の“Modern…”
《MC》
06. 生きがい
07. Winter,again
~映像SE~
08. LEVEL DEVIL
09. Cynical
10. SHUTTER SPEEDSのテーマ
11. ACID HEAD
12. BURSTREVIEW
今日はLUNA SEAとGLAYが共演するという、ファンにとっては夢のようなイベント。しかし、対バンということでメンバーは朝10時入り(TERUは11時入り)…早いっ!! 楽屋に着いたTAKUROは楽譜を見ながらギターを弾き、HISASHIは真剣にNine Inch Nailsのビデオを観ている。そしてJIROは、ステージの様子が気になるらしく一人ステージへ。サウンドチェックを終えてやっと楽屋に戻ってきたJIROは、チェックも兼ねて12/13に日本武道館で行なわれたJIROプロデュースのFC限定ライブ、アンプラグドの映像を観ている。そして、11時55分からリハーサル開始。ステージに立ち、「寒ーーーい!!」と第一声をあげるTERU。本当にステージは寒い。そんな中、1曲目『サバイバル』の演奏が始まる。途中『FATSOUNDS』ではSHIGEとリズムが合わず3、4回やり直す場面もあったが、12時52分には「本番よろしくお願いします」の声でリハーサルは無事終了。それから約2時間ほどそれぞれ時間を潰したメンバーは、いよいよライブの準備に取りかかる。
そして、遂にLUNA SEAからライブがスタート。今回のLUNA SEAのメニューは、初めてライブを観るファンのことも考えシングル曲を中心とした構成になっている。LUNA SEAのライブを観たいけど観れないのがとても残念な様子のメンバーは、LUNA SEAのライブが進む中、メイクをして衣装に着替えて出番を待つ。19時15分にLUNA SEAのライブが終了すると、ステージ裏で「おつかれさまでした!」とTAKUROとSUGIZOさんは手をバシっと叩き合い、HISASHIは「みんな帰らないでねー」と客席のみんなが帰ってしまわないだろうかと心配そう。TERUはLUNA SEAの楽屋へ挨拶に行った後、「負けないくらいのカッコ良さでいきましょう!」という言葉を残し、19時30分、まずはTAKUROがステージに上がってギターを持ち、一曲目の『COME ON!!』が始まる。LUNA SEAのファンに喜んでもらえるかとても不安がっていたTERUは、LUNA SEAが“カッコ良く”だったらGLAYは“面白く”とでもいうかのように、「メリークリスマス! SLAVE(LUNA SEAファン)の皆さん初めまして。今日からGLAYのファンをグレイド(SLAVEに対抗して)と呼びます」なんてMCをしてみたり…とにかく今日のTERUのMCは面白く、大盛り上がりの中GLAYのライブが終了する。さらにアンコールの声で2バンドのメンバー全員がステージに上がり、ファンに挨拶するとイベントは全て終了。ライブ中にTERUのジャケットの背中が破けてしまうというハプニングもあったが、LUNA SEAもGLAYも、お互いの魅力を存分に発揮できたであろう素晴らしいステージだった。その後、LUNA SEAの楽屋で乾杯したメンバーは、打ち上げ会場へと向かったのであった。
HAPPY SWINH会報Vol.16