INTERVIEW
Vol.97 イベンターさんインタビュー企画第三弾-中村さん中川さん
各エリアのイベンター諸氏をお招きし、アリーナツアーの見どころなどを語ってもらうインタビューシリーズ第三弾。今回登場いただくのは、ツアー年内の締め括りとなる12月25日(土)・26日(日)の愛知・日本ガイシホール担当の中村さんと、2022年1月22日(土)・23日(日)の静岡・エコパアリーナ担当の中川さん。いずれもGLAYが東海エリアでのコンサート開催時にはお世話になっているサンデーフォークプロモーションに所属。直接の担当者となる前の入社直後、アシスタント的な立ち位置での現場業務時代からGLAYに長く携わってきた。お二人から見たGLAYの素顔とは? ライヴの魅力とは? エンターテインメント界を支えるイベンターとして、コロナ禍とどう格闘してきたのか? アリーナツアー開催に漕ぎつけるまでの状況も含め、熱く想いを語ってもらった。
2021.12.20
- まずはGLAYとの出会いからお尋ねします。12月25日(土)・26日(日)の愛知・日本ガイシホールご担当の中村さんは、いつ頃だったのですか?
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中村
お仕事でご一緒させていただいたのは、2013年の"JUSTICE & GUILTY"ツアー(『GLAY ARENA TOUR 2013 "JUSTICE & GUILTY"』)ぐらいからですね。そもそも上司が担当だったんですけど、僕も一緒に現場周りの細かい業務はさせていただいて。担当者としてメンバーさんと密にやり取りをしたり、チケット回りだったりを任されるようになって、年々濃くお付き合いさせていただいています。
- GLAYの第一印象はいかがでしたか?
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中村
本当に普通の一リスナーと言いますか、GLAYを聴いて育った人間なので。もちろん多数のヒット曲がありますし、テレビやラジオで聴いたり、友だちの家に行って一緒に聴いていたり、もちろん自分のCDを聴いたり。どこかしらでは年中、絶対に掛かっている音楽がGLAYでした。だから最初は「そのGLAYか!」というイメージで、遠い存在と言いますか。距離の離れたアーティストだと思って見させていただいた、と思います。
- 2022年1月22日(土)・23日(日)の静岡・エコパアリーナを担当されるのは、中川さん。中川さんはいつ頃からGLAYとお仕事をされるようになりましたか?
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中川
僕がこのサンデーフォークという会社に入社したのは‘98年で、その当時から、担当者としてではなくて、前任の担当者の下で現場をさせてもらっていました。お弁当の手配やタクシーの手配をするという役割で、GLAYの現場でもそういうことをさせてもらっていたんです。その時は一現場担当者なので、メンバーさんへ挨拶をしたり、一緒に打ち上げに行ったりするような、アーティストと近しく接するのではない業務をまだやっていた頃でした。2006年のツアーぐらいの時からは、そういった現場もやりながら、担当者に近いこともしていた記憶があります。
- ということは、最初にGLAYから受けた印象は、中村さん同様、ちょっと距離があった感じでしょうか?
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中川
いわゆるモンスターバンド、モンスターアーティストというか。もう、大き過ぎる感じでしたね。手の届かないような、僕らが近付けないようなアーティスト像でした。
- お二人とも、そういった遠くから見るスターだったGLAYと実際にお仕事を重ねて来られて、距離が縮まった、と感じるタイミングはいつだったんですか?
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中村
僕で言いますと、打ち上げにも参加させていただく中で、きっかけとなる出来事がありました。すごくプライベートなことなので、このエピソードは外に出せるかどうか分からないですけど(笑)。この会社に入る前、自分が引っ越し屋でバイトをしていまして、それをたまたまTAKUROさんにお話ししたら、「じゃあ、今度引っ越しあるから手伝ってよ」と言われて。名古屋から東京へ呼んでいただいて、段ボール2、3個運んだら終わって(笑)。結局いろいろとご馳走になってしまいまして。ありがたかった思い出ですね。雑談から始まってそこまでやってくれるTAKUROさんに男気を感じましたし、今もそうですけど、兄貴的な存在です。こちらが踏み込むと向こうも相手をしてくれる、というか。どうしてもやっぱりGLAYなので、「そんな、僕ら一般人が……」みたいに構えてしまうので、最初は距離があったんですけど。他のメンバーさんも皆さんそうで、こちらが踏み込むと少しずつ、ちゃんと相手をしてくれて。同じ距離で歩み寄ってくれるんです。アーティストなんですけど、「人間が素晴らしいな」という部分は、会うたびに感じていますね。
- 素敵なエピソードですね。中川さんはいかがですか?
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中川
静岡は地方都市なので、東京や大阪、名古屋とは違って、「どのツアーでも絶対に毎回ライヴがある」というエリアじゃないんですね。実際アリーナツアーは今回8年ぶりぐらいになりますし、どうしても、前回の公演から次の公演まで期間が開くことがやはり多いので。そういう中でも、ライヴが終わって打ち上げに行くと、いつでもメンバーの皆さんは一緒に食事されていて、ライヴの話をしたり、たわいもない話をしたりされていて。同席させてもらうようになって、一緒に食事をしたりお酒を飲んだりする場を何回か重ねることによって、やはり少しずつ距離が縮まっていった気がします。
- そのように人間的な距離が近付いていくことは、お仕事にも反映されるものなんでしょうか?
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中川
そうですね、気合いが入ることは間違いないです。そういう想いを持っているメンバーが、ステージに立つ。そこに僕らは何らかの下支えをするというか、少しでも力になれればというところで。メンバーの話を聞くことによって、より一層現場への活力が湧くというか、励みになる感じはあります。イベンター冥利に尽きますね。
- 2020年初頭からコロナ禍に突入し、早2年近く。名古屋、静岡でのお二人のお仕事にも多大な影響があったと思いますが、どのように乗り越えてこられましたか?
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中村
今でこそ感染者の数が減ってきている(※取材は2021年12月初旬)ので少し安心感はありますけど、当初は右肩上がりでどんどん増えて行ったり、上がったり下がったりもして……。感染防止対策のルール、ガイドラインを守りながら、安全にコンサートができるようには常に心掛けてきています。アーティストもお客さんもそうだと思うんですけど、不安と共に開催する、と言いますか。「ライヴをやっていいのかな?」「安全にできるのかな?」「感染者を出したくないな」という不安を抱きながら、もちろん対策、準備をしっかりしながら取り組んできた印象ですね。
- 日本ガイシホールでのライヴにおいては、どのような対策をされていますか?
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中村
基本的な、他のアーティストの皆さんのコンサートでもやらせていただいている感染症対策はもちろんですが、今、ちょうど規制の緩和が愛知県はされる・されないの瀬戸際の段階でして(※上述したように、取材は12月上旬)。今は愛知県と掛け合って、安全に、一人でも多く名古屋公演、愛知公演にご案内できたらな、という調整中です。もし規制が緩和されてキャパが増えるようなことがあれば、増えたヴァージョンと今の5000人を上限とするヴァージョンと、ダブルスダンバイで今構えています。(※この取材後、自治体・会場との協議の結果、収容定員数増員が決定。チケットの追加発売が行われた)。
- 中川さんはいかがですか? この約2年大変だったと思いますが、どう振り返っていますか?
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中川
2年ぐらい前にコロナというものが出てきて、最初にたしか大阪のライヴハウスでクラスター発生の報道が出まして。ライヴハウス、コンサートというものが危険、みたいなイメージをどうしても持たれてしまって……。コロナ前は、僕らは人をたくさん集めて密になっていること、アーティストとの距離感の近さとか、熱量とか、そういうものが身近に感じられるものが価値だと思っていたんですけれども。コロナになるとそれがダメで、真逆のものになってしまいました。正直、どうするべきなのか?を考えてもなかなか答えが無いし、どうしていいか分からなかった、というのが最初の頃です。それで、感染者数が増えたり減ったりしながら、「少し良くなったから、じゃあ再開しようか」と言って再開したはいいけどまた感染者が増えて、やりたいけどやれない。地元の医療体制だとかいろいろなことを考えると、なかなか思うようにならないし先も読めないし。とりあえず耐えるしかない感じでした。
- やはり、相当苦しい時間だったんですね。
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中川
だた単に耐えるだけではなく、とりあえず今できることをやる。コロナが明けた時にはエンタメ、コンサートというのは必ずまた戻ってくるので。戻ってきた時のために、この2年間で何を蓄え、どういう準備をできるのか? コロナが明けた時にその結果が大きく出ると思っていたのでじっくり耐えながら、できることを粛々と進めてた感じですかね。そんな中で、たまたまエコパアリーナも今年の12月まで工事で使えなかったんですけど、GLAYのツアーのタイミングと偶然ぴったり合う、年明け1月からエコパが再開していくことになります。僕としてもコロナが始まって2年間、このタイミングで今回のGLAYさんの公演でお世話になることができて……コロナ期間でいろいろ考えたり蓄えたりしたものを、年明けの公演に向けて発揮していきたいと思っています。エコパに関しては、中村も先ほどお話した通り、基本的な感染症対策はもちろんしています。とはいえ、ライヴ会場に来ることにまだ不安があったり、ちょっと足が向かなかったりする方たちにも安心して来てもらえるような準備をして、当日を迎えられるようにと思っています(※12月初旬当初はグループディスタンスでの配席を予定していた静岡も、取材後、名古屋同様の経緯でフルキャパシティーに増員)。
- この質問が失礼だったら申し訳ないのですが……愛知県では夏に『波物語』というフェスが密集状態で行われたとし、大きな問題になりました。真面目にコロナ対策に取り組み、必死で成功例を積み重ねてきた大多数のエンターテインメント界の努力を踏みにじる出来事であり、胸が痛みました。あの出来事によって規制の締め付けが強くなるなど、余波に苦労された部分もあったのでしょうか?
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中村
あの夏のイベント直後は、全国の皆さんから連絡が来て、「サンデーフォークが関係しているのか?」とかいろいろと訊かれましたけれども、弊社は全く関与しておりませんでして。やはりああいうことが全国に報道されることによって、「ライヴ、コンサートってちょっと怖いのかも」みたいな印象がたぶん広まってしまったと思います。それが影響しているかどうか分からないんですが、愛知県の規制緩和が全国的に一番遅いと言いますか……最近になってやっと緩和され始めたんですけど(※取材は12月上旬)。たぶん愛知県側も敏感になって、規制が長かったのかな?とも思います。
- 影響を感じざるを得ないですね。中川さんはいかがでしたか?
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中川
やはり同じライヴ、コンサートに携わっている者として『波物語』を後から報道で観たり目にすると、悲しい気持ちにはなりました。と言うのも、あの時期にもライヴを開催しているアーティストは他にたくさんいましたし、当然僕らが携わっている公演はどれも、最大限、僕らで出来うる限りの感染症対策はしていて。僕らが携わっているコンサート会場ではクラスターが出たこともなかったので、「このまま順調にいけば少し収束が見えてくるかな?」と思っていた矢先だったので・・・。やはりそうなるとライヴ、コンサートは一緒くたのものとして他の人たちには見えてしまうんですよね。残念だし悔しいし、「何やってんだ?」という気持ちにはなりました。いろいろな方から急に、普段はあまり掛かってこないような人からも電話があったり、親から電話掛かってきたり、嫁さんの親からも掛かってきて(笑)。中村が言ったように、「報道で出てる公演ってサンデーフォークでやってるの?」みたいな電話もいくつかもらいましたし。全てのコンサート、ライブが 一緒くたに見られて辛く悲しい、残念な気持ちになったことはたしかです。一歩二歩前に進んでいたものが、それによってまた一歩二歩戻ったような感じは否めないですね。
- 本当に大変だったとお察しします。9月に行われたB'zとの対バンライヴ(『B'z presents UNITE #01』)でTERUさんは、お客さんがルールを守ってくれることがアーティストを守ることになる、という趣旨のMCをされていました。GLAYファンの皆さんはマナーが良く、無歓声でも会場が一体となっている印象です。お二人からご覧になって、GLAYのライヴの最大の魅力は何だと思われますか?
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中村
GLAYのメンバーは長い間、ライヴをずっと続けていると思いますけど、昔からずっと応援してくれているファンの方もいっぱいいて。もちろん若い方もいらっしゃいますけど、皆でルールを守って楽しく一緒に盛り上がっている、という印象があります。コロナ禍ではありますが、定められたルールの中を守って今回も最大限、GLAYもお客さんも楽しめるように、メンバーもそういう場を提供していると思いますし、お客さんもちゃんとルールを守ってくれていて、本当にいい空気感のライヴになっていると思います。声は出さずに盛り上がっているなと、大阪城ホールでの初日も観させていただいて思いましたね。
- 中村さんからご覧になって、名古屋エリアのファンの方の特徴とか、特に盛り上がる曲ってあるのですか?
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中村
名古屋独特というよりも、全国的にGLAYのお客さんはマナーがいいと言いますか。どこの地域を観ても均一的に、お客さんも素晴らしくて、アーティストと同じレベルに人間味がある、という印象はあります。
- 中川さんは、GLAYのライヴ特有の魅力はどこにあると思われますか?
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中川
やはり温かい、愛に溢れた現場だなと思います。スタッフ、GLAYクルーもすごく愛に溢れた人たちばかりだし、お客さんも当然、GLAYのメンバーに対する愛に溢れた人たちだし。当然その愛の中でパフォーマンスするGLAYのメンバーもすごく愛に溢れた人たちなので。本当にいろいろな、様々な表し方の愛が詰まったコンサート会場で、GLAYのライヴでその愛が一つになるというか。それをすごく感じますね。本当に愛に溢れたチームだな、お客さんだなといつも思います。今回のように各地のイベンターにこういったインタビューをしてもらうというのも、GLAYのスタッフの皆さんが考えてくれた愛のある企画だと思いますし、愛に溢れた現場だなと思います。その代わり、その愛に僕らとしてもきっちり答えなければいけないので、よりプレッシャーも感じますし。ただ、その愛に応えたい、という想いはすごく感じますね。
- おっしゃる通り、GLAYというバンドはファンの方もチームも、全体が愛に溢れていると肌身で感じます。ちなみに静岡のお客さまの特徴はありますか?
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中川
先ほどもお話したように静岡は地方なので、毎回定期的なコンサートがある場所ではないため、今回のツアーも8年ぶりですし、お客さん側からすると“待ってた!”感が強いというか。たぶん、地元の静岡でライヴが観られない時には名古屋へ行ったり東京、大阪に行ったりするんでしょうけど、やはり「自分たちの住んでいる街にGLAYが来てくれた!」という想いは強くて、それは拍手の大きさなどからすごく感じます。
- 名古屋での開催日程はクリスマスに重なりますね。そのことによる盛り上がりも期待できそうですが、どうでしょうか?
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中村
追加公演が発表されるまではツアーファイナルという位置付けだったので、チケットも争奪戦で、取れない方が多数いらっしゃった公演なんですね。年内最後ということで、きっちり安全に終わらせて、年明けの静岡公演にバトンタッチしたいな、という想いがまずあります。
- セットリストや演出面で、クリスマス感のあるライヴになったりするんでしょうかね?
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中村
メンバーさん周りで、もしかしたらサプライズ、スペシャルなことは発案されているのかどうか……メンバーチームにお任せではありますけども。普通にライヴをするのにプラスアルファして「何かあるのかな?」という勝手な想いは、お客さんと同じように僕にもありますし、逆にメンバー、スタッフチームから提案があれば応えたいなと思っております。
- 中川さんはエコパアリーナでのライヴに向けて、GLAYに何を期待しますか?
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中川
当然コロナ禍という状況下でのライヴになるので、いろいろな制約があるんですけども、決して全てがネガティヴなことではないと思うんです。お客様は声は出せなくても目で想いを表現したり、今まではなかなか届きづらかった拍手がすごく耳に残ったりもして、今までに経験してないようなものも得られると思いますので。エコパアリーナでのライヴは2014年以来8年ぶりになるので、本当に静岡のお客さんはずっと待っていたので、是非楽しませてほしいなと思っていますし、楽しんでほしいなと思っています。新しい年の始まりに、気持ちも心も新しいところに向かって行く、希望になるようなライヴを期待しています。
- ありがとうございます。最後の質問となりますが、お二人がGLAYと出会い、お仕事を共にすることで得たもの、人生に授けられたものって何でしょうか?
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中村
GLAYと言えば20万人ライヴを成し遂げたビッグスターで、誰もが知っているビッグアーティスト。にもかかわらず、当時は新人だった僕にも、どんなスタッフにも等身大で同じような目線でいろいろと会話もしてくれて。本当に驕りがないんですね。ステージ上ではヒーローですけど、ステージを下りたら一人の大人と言いますか、対等に接していただけていると僕は思っているので。逆に、自分の周りの人間に対してもそういうふうに接しなければいけない、と。同じ“人と人”だよ、というあり方に影響を受けて、人を大事にするよう心掛けています。GLAYのメンバーは皆さん本当にそういう大人であり紳士と言いますか。すごいアーティストでありながら人間だな、という印象はあります。
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中川
最初に抱いた印象としては、僕がこの仕事を始めた時からもうビッグアーティストで、モンスターバンドで。すごい人たちで、距離感をやはり感じていたんですけど。先ほどもお話したように、打ち上げでいろいろな会話を耳にしたり、聴いたり、一緒にお話しさせてもらうことによって、距離を縮めることができました。メンバーの皆さん本当に仲がいいですし、誰に対しても壁をつくらないというか。気兼ねなく人と接し、話している。中村も言ったように“人と人”との繋がりをすごく大事にしている方たちなので、そういう誰に対しても分け隔てなく同じ目線で話をするところは、僕らにとってもお手本になりますし、そういう人になりたいな、と思います。
- 本日はお忙しい中、ありがとうございました!
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中村・中川
ありがとうございました!
文・大前多恵