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INTERVIEW

Vol.110 TERU インタビュー

5月29日、デビュー30周年を記念してリリースする両A面シングル『whodunit-GLAY × JAY(ENHYPEN)-/シェア』。4月24日の情報解禁以来、ENHYPENのJAYとのコラボレーションが大きな話題を呼んでいる。才能溢れる7人組グローバルグループENHYPENは、2020年にデビューを果たしたK-POP第4世代。2023年9月、東京ドーム公演をデビュー以降K-POPボーイグループ史上最速で実現。2回目のワールドツアー「FATE」を成功させ、今年2月からは「FATE PLUS」と題して世界を熱狂させているグローバルスターである。コラボ実現の経緯はTAKUROのインタビューで詳しく掘り下げており、TERUには同じヴォーカリストとしてJAYさんに感じた魅力、化学反応についてじっくりと語ってもらった。

2024.5.29

「whodunit」は、ENHYPEN・JAYさんとのコラボレーションに驚きました。GLAYの楽曲としては異色のダンサブルなロックナンバーで、TERUさんの歌唱にも新たな挑戦を感じます。完成した曲を聴かれて、まずはいかがですか?
TERU

今回はHISASHIが本当に頑張って、全体のアレンジや、ギターやベースといったメンバーの音以外をすごく研究しながらつくり込んでいったのが「すごいな」と思いました。JAYとコラボすることは決まっていたので、自ずと世界に音が響いていくのをたぶん意識して各々、今まで以上の力を発揮した曲だと感じます。

TERUさんも、世界に音が響いていくと想定した時、曲への向き合い方や意識は、いつもと異なっていましたか?
TERU

英語の部分をよりちゃんとした発音で歌うよう、気を付けました。JAYはアメリカ生まれで今は世界的に活動しているので、発音が綺麗で。デモ段階では僕がつくり込んだ歌を入れていて、それを聴いたJAYから「こんな感じどうですか?」という感じでデータが返ってきたんです。JAYが自分で考えた歌詞の、英語の部分の発音がめちゃくちゃ良かったので、僕もそれに合わせて歌いました。サビでは僕の声がほとんど聴こえていないかもしれないですけど、僕もちゃんと歌っていますので(笑)。

韓国でのJAYさんのヴォーカル・レコーディングでは、TERUさんがプロデューサー的な役割をされていたそうですね。現場の雰囲気や、ディレクションについてお聞かせください。
TERU

HYBE社屋の中にスタジオがあって、そこに伺ってレコーディングをさせていただきました。元々僕も「韓国で録りたい」とリクエストをしていたし、願いが叶ってちょうど良かったんです。若手の歌の場合「こんな感じで歌ってほしい」とか、細かい指導がされるものだと聞いた事が有るので、せっかくJAYにとって初めてのソロワークだし、とにかく「自由に歌ってもらおう」と。デモを歌ってもらった時点でもう、すごく良い感じでしたから。

TERUさんから細かいディレクションはなさらなかったのですね?
TERU

そうですね。メロディーラインを予め教えてほしいと先方から言われていて、JAYが歌う箇所のメロディーと、コーラスのラインもお伝えしていて。歌ってもらった後、「こういうラインも歌ってみてもらっていいですかね?」とディレクターの方に確認したら、「あぁ、JAYならできると思います」と。韓国のレコーディング・スタイルでは、当日にアレンジをするのはなかなか聞き入れられない、という話を聞いていたんですけども。目の前でお互いに会話しながら、その場の流れで「3度上のラインも歌ってみて」とJAYに伝えて試してみたりして、それもまた、JAYにとっては楽しかったみたいですよ。

キッチリとつくり込むからこそ高いクオリティーが保たれる、という側面も当然ありますものね。
TERU

もちろん、自由にやることが良いのか悪いのか分からないですけども、「whodunit」をレコーディングした時に、JAY個人でそこまで自由に考えて歌うのは初めてだったようで、新鮮だったと言っていましたね。一緒に制作するということで、「歌詞も書いてほしいと思うんだけど」とTAKUROから話をして。日本語楽曲の作詞は初めてだったようで、JAYにとっては初めてのことが多かったみたいで、その姿を見ているのも僕たちもすごく楽しかったし、新鮮だったし。すごくいい状況でレコーディングできたとは思いますね。

歌詞には<鬼>という言葉が出て来て、和を思わせるユニークな世界観だなと感じました。TERUさんはどう捉えられましたか?
TERU

たぶん、GLAYの楽曲で初めて<鬼>という言葉が出てきたんじゃないでしょうか? 『日本昔話』のような感じもありますよね。TAKUROが最初に提案した歌詞は、今の時代にぶつける怒りみたいなものがあったんですね。JAYとのやり取りで「こういうことを言いたいんだよ」とTAKUROが伝える中で、JAY自身が感じたもの、思いついた言葉を表現してもらったんです。<鬼>のような、普段なかなか耳にしない言葉が多かったので新鮮だったし、驚きではありましたね。JAYは日本語をずっと勉強しているみたいなんですけども、「この言葉を、こんな譜割で歌うんだ」とか、僕としてもすごく面白かったです。

JAYさんは、4月にようやく22歳になったばかりの若きスター。コラボレーションで、TERUさんご自身が刺激、影響を受ける部分もあったのでしょうか? 
TERU

JAYの存在自体が超アイドル。若くて肌艶の良い美少年を横に従えて一緒に歌うわけですから、「俺も頑張らなきゃ」とお尻を叩かれるような感覚でしたね(笑)。煽られる、と表現したらいちばん分かりやすいかな?そういうつもりはJAYには一切無いと思うんですけども、精神的にすごい圧迫感を感じました(笑)。「負けたくない」というのでもなく、B’zの稲葉(浩志)さんと並んだ時の感覚でもない、また違った感覚ですね。一緒に制作をして刺激を受けながらも、「僕らが経験してきたいろいろなものを少しずつ吸収してほしいな」という想いもあったし。日本でのレコーディング・スタイルは韓国と違うと思うし、バンドで一緒に音を出すGLAYのようなスタイルは、亀田(誠治)さんにもよく「珍しい」と言われるんですよ。ヴォーカルのレコーディングの仕方も、部分ごとに歌って繋ぎ合わせるやり方ではなく、ツルッと(一繋がりで)歌って録るロックバンドのスタイルを取り入れました。JAYは「憧れのロックバンドと一緒に歌えました」と言ってくれていたし、お互いに“ロック”というキーワードを持って作業に入っていましたね。

ENHYPENとGLAYでは一見、飛距離があるようなコラボだと感じますが、TERUさんはどのように出会ったのですか?
TERU

3年前ぐらいに家で飲んでいる時に、JIROが「すごいよ」と見せてくれたのがENHYPENの映像だったんです。JIROは彼らのダンスパフォーマンスを観て感動していて。そんな世界のENHYPENのメンバーとのコラボレーションですから、「whodunit」はすごく注目されると思います。プレッシャーですし、「何だこれ?」と言われないようなものをつくろう、という想いで皆が1つになってつくった曲だと感じますね。

ミュージックビデオの撮影は、韓国で4月に行なわれたんですよね。
TERU

はい。長身で 細身の綺麗なアイドルと並ぶおじさん4人ですよ、エグかったです(笑)。

いやいや、GLAYの皆さんもカッコいいです!
TERU

レコーディングで韓国に行った1か月後には撮影だったので、高級なエステを受けて、相当気合を入れて挑みました(笑)。

「Into the Wild」のミュージックビデオを撮られたホン・ウォンギ監督のお弟子さんが、今回は監督だったそうですね。
TERU

そうなんです。「Into the Wild」の時はアシスタントをされていた方が今回は監督をしてくださいました。ホンさんは今回、スケジュールの都合で直接携われなかったけどもサポートはしてくれて、現場にもご挨拶に来てくださったんです。ホンさんはBTSなど、僕らが好きな有名アーティストたちのミュージックビデオをたくさん手掛けている方。ああいった質感が欲しくて今回は韓国へ行って撮影した、という流れもあり、完成が本当に楽しみですね。「Into the Wild」もそうだったように今回の作品も、色味とか、相当良くなると期待しています。

大掛かりな撮影だったそうですが、明かせる範囲で、具体的なエピソードもお聞かせいただけますか?
TERU

前半は演奏シーンで、しかもソロカットが結構多かったんです。リズムに合わせて速いテンポで映像が切り変わっていくんじゃないかな?と予想されるような撮影の仕方でした。中盤から終盤に掛けては、GLAYもよくライブをするBillboard LIVEのような、バーみたいな場所での撮影があって。そこでJAYと僕とが向き合って喧嘩寸前まで行くような緊張感の漂うシビアなシーンがあったり。ドラマティックな展開ではあるんじゃないかな?と思います。

音源よりも映像が真っ先に広がっていく時代ですので、MVは重要ですよね。
TERU

そうですね。しかもJAYはZ世代なので、TikTok用に短い映像をいろいろと撮っていましたよ。僕達がやったことのないことをいっぱいやって、「TikTokってこう使うんだ?」と勉強になりました。JAYとは最近連絡先を交換したんですけども、一緒にご飯を食べた時に、JIROとHISASHIの連絡先も教えてほしいと言われて。今GLAYとJAYと5人のグループトークがあって、たまにやり取りしています。

どのような話題なのでしょうか?音楽談義ですか?
TERU

最初TAKUROと僕とJAYとでやり取りをしていた時は、ミュージックビデオについてや、一緒に録った音源のどこをどう直すとか、仕事の話が多かったんですけれども。ミュージックビデオを撮り終えて一緒にご飯を食べたら、それがすごく楽しかったみたいで。お寿司を食べたいと言っていたので、今度日本に来た時は一緒に食べに行こうよって。 「いいですか? 行きたいです!」って。そういう日常生活のやり取りをする会話が多くなってきました。

TAKUROさんへのインタビューでは、JAYさんの歌のグルーヴ感が独特だというコメントがありました。JAYさんの歌、グルーヴ感、声の特徴をTERUさんはどう思われましたか?
TERU

やっぱり僕らはロック畑で、日本のメロディーというか、言葉の並べ方には独特なものがあると思うんですけど。JAYは生まれてすぐに洋楽をずっと聴いている人なので、それが体に染みついているんじゃないかな?と思いますね。 ヒップホップを聴いている世代だと思うし、言葉の遣い方や譜割は、日本でずっとやってきているGLAYとは違うものがありますよね。

JAYさんと呼応するように、TERUさんの歌唱からも牙をむいて噛みつくような強さ、鋭いイメージを受け取りました。ご自身として、今回挑戦されたのはどのような部分ですか?
TERU

今回は工藤(雅史/エンジニア)さんとやり取りをして、僕がやってみたいヴォーカルの処理の方向性をしっかり話し合いながらつくり上げていったんです。例えば僕の声にオートチューンをバリバリに掛けるなど、「GLAYではやらない手法だけれども、JAYと一緒にやるんだったらこういう挑戦もできる」というアイディアを、工藤さんといろいろと話しながら試していきました。オートチューンを掛けるとやはり声の質感から人間味がどんどん無くなっていくし、熱量もどんどん減っていきますが、今回はそれを気にせずに。今まで聴いてきた“GLAYのTERU”の歌とは全く違うものになっていると思います。JAYの歌に関しては、ENHYPENのハイトーンを担っている人なので、「どこまでハイトーンにするか?」はちょっと悩んでいましたが、いちばんJAYにとって良いキーの場所で歌っているんじゃないかな? 響きもいいし、ちょっとしゃがれた声がまた良かったりするので、JAYの魅力は120%発揮できた楽曲になったと思います。

JAYさんの魅力と、TERUさんの新しい面も堪能できる貴重な曲になりましたね。
TERU

はい、楽しんでいただければと思います。コラボをする時は実験や挑戦をしやすいんですよね。今、GLAYのアルバムに向けたレコーディングをしていますけども、そちらではあまり冒険せずに、GLAYのポップスをしっかりとつくっていて。現時点ではロックな曲があまりなくて、たぶん後半戦でロックな曲も出てくると思うんですけど、最近TAKUROから生まれてくるのは、90年代のポップスを彷彿とさせるような楽曲が多くて。そういうモードなんだと思うんですよね。「30年前の曲も引っぱり出している」と言っていたので、90年代の曲を、2024年に今の僕らのフィルターを通してつくり込んでいる、という印象があります。そういうGLAYの根幹となる部分はしっかりとGLAYのほうでやっているので、コラボに関しては大冒険してもいいかな?って。

30周年の記念シングルという節目に、こういったコラボレーション作で、かつ実験的な楽曲をリリースするのは冒険的だと感じました。
TERU

両A面として、「whodunit」の対極にある「シェア」が入っているので、バランスを取っているんじゃないかな?と思いますね。

「シェア」は軽やかで爽やかなシティポップ調の曲。TERUさんの歌のアプローチも「whodunit」とは別人のようですね。
TERU

「シェア」に関しては、未だに本当にこれでいいのかが分からなくて(笑)。普段のGLAYで出す声とは違って、自分としてはポップ過ぎるんです。コーラスも「CMソングみたいな感じで」というTAKUROからのリクエストでつくってはみたんですが、やっている本人としては恥ずかしくて「これでいいの?」と。TAKUROの「これがいいんだよ!」という一言で今回はつくり込んでいきました。“デビューしたての頃の頑張ってる俺”みたいな歌い方なので。53歳になろうとしているのに、20歳の感じで歌ってる、みたいな……(笑)。

初々しさが魅力的だと思います。♪名前を呼びあって 手と手が触れ合って~の2つの語尾、「て」の声色が柔らかくて優しいですね。
TERU

“ド”ポップなものをTAKUROはご所望していたので(笑)、自分が思う“80年代のアイドルの女の子たち”のイメージで歌いましたね。

2曲に加え、QUEEN+ADAM LAMBERTと札幌ドームで共演したライブ音源も4曲収録。大きな出来事だったと思いますが、今どう振り返りますか?
TERU

これは共演後に思い出したことなんですけども、高校時代、北海道でも実家が遠くて下宿していた友だちがいて、QUEENが大好きで。そういえば部屋に行くとQUEENばかり聴いていたしテレビでもQUEENの映像ばかり流れていて、「俺、めちゃくちゃ聴いてたな」と。ベストアルバムを聴くと全曲知っていたし、そんな人たちとステージに一緒に立ったんだと思うと……GLAYが30周年を迎える年の最初のライブだったので、素晴らしいご褒美をいただいたような感覚でした。また、安心感があるというか、やはり時代を築いた人たちなので包容力もあるんですよね。僕らのライブが終わった後少しお話をさせてもらって、一緒に撮影もさせてもらったんですけれども、ずっとニコニコで。ちゃんとライブを観て、聴いていてくれて「すごくいいライブだったよ」と言ってくれたんです。そういうミュージシャンでありたいな、と思いました。

今後のGLAYの、ロックバンドとしてのお手本となる存在でしょうか?
TERU

そうですね。ブライアン(・メイ/Gt)は76歳にしてステージで飛び跳ねていますからね。永遠は無いので、歳を取っていくと1人1人メンバーも減っていくだろうし、それでもQUEENとしてあり続けて活動している姿を見ると、「バンドはあるべくしてこうあるんだ」という最終形を見たような気がしました。U2も好きだけども、まだまだ70歳に到達してないですしね。(ローリング・)ストーンズもそうですけども、ステージに立っていてくれるだけでありがとう、という感じもありますよね。その背中を見せてもらって、「僕らも77歳、78歳まで」と思うと……あと25年!? とんでもないですよね(笑)。

GLAYの皆さんなら可能な未来ですので、末永くお願いします!
TERU

まだまだなので、のんびりやっていかないと。QUEEN+ADAM LAMBERTも、今回の日本ツアーはあまり疲れ過ぎないようにスケジュールを組んでいたと思うんですよ。ご家族も一緒に来られていて、バックヤードでニコニコしながら娘さんを僕らに紹介してくれたりして。ブライアンとロジャー(・テイラー/Dr)で「仲良くやっていこう」とお互い認め合って、2人だけどQUEENとして活動しているのには、相当な決意があるだろうし、それにプラスして“楽しんでやっている”という部分がないと、できないと思います。行き詰まってしまったら、せっかくのGLAYという良いバンドがもったいないと思うので、僕らも良いペースでやっていきたいですね。音楽と真摯に向き合いながらやるにしても、楽しさもちゃんと感じながら活動しなきゃいけないんだろうな、とは思います。

共演ライブの内容については、どのような印象が残っていますか?
TERU

間借りしている感じはあったんですよ。背後に黒いシートで覆われたドラムセットがあって、立ち位置もいつものGLAYのスタイルではなく、楽器などの邪魔にならない場所に立たなければいけなかったりして。そういう意味では、いつもとは違う環境でのライブだったので、「どうなるんだろう?」とは思いましたけれども。でも花道はを使わせていただけたので、4人が集まるパフォーマンスができたし、その立ち姿がGLAYらしいと思うので、アピールできて良かったです。それに加えて、QUEEN+ADAM LAMBERTのファンの方たちがGLAYの曲を、逆にGLAYファンの皆はQUEENの楽曲を予習してくれて、SNSでもお互いのファン同士いろいろな交流がありましたよね。

QUEEN+ADAM LAMBERTのライブでは、日本語詞を含む「手を取りあって」の大合唱に。TERUさんはラジオのレギュラー番組『TERU ME NIGHT GLAY』で、予習を呼び掛けていらっしゃいました。
TERU

そう、「一緒に歌いましょう」と言っておきました。実現したのはやっぱり、時代をつくってきたバンド同士だからこそかな?と。ファンの皆さんも本当に“らしい”というか、優しい方たちが多いんだなと思いますね。

特典のドキュメンタリー映像「Road to「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025」には、メンバー撮り下ろしインタビューのほか、QUEEN+ADAM LAMBERTと共演したライブや「whodunit」レコーディングの模様も一部収録。盛りだくさんな豪華パッケージですが、この作品をどのように楽しんでほしいですか?
TERU

配信全盛の時代ですけども、ファンの方たちにとってうれしいものだと思うので、GLAYはパッケージづくりにこだわって、これからも世に出していくんだろうと思うんです。ライブを重要視しているバンドなので、足を運べなかった方たちにその一部をお届けしたり、なかなか観られないGLAYの裏側の様子を観てもらえるのも、いいですよね。ジャケットもそうですけども、発信したいメッセージに沿った写真やアートワークになっていて。歌詞カードを見ながら音楽を聴くことが、今の若い世代の人たちにはあまりないと思うので。それを1つの楽しみとして感じてもらえたらいいな、と思います。

シングルの予約者対象の限定で、6月3日には抽選ライブを開催。こちらはベルーナドーム2Daysの前夜祭となりそうです。limited editionには、尾田栄一郎さんが出掛けたロゴをあしらった「GLAY EXPOナップサック」を封入。TERUさんはXで「今もナップサックって言うのかな?」とポストされていましたが……。
TERU

聴き馴染みがあるんですけど、逆にあり過ぎて心配になって(笑)。小学校時代に持っていたけど、「あれを今もナップサックと呼ぶのかな?」と。今年に入って最初のライブがQUEEN+ADAM LAMBERTとの共演で、「次は怒髪天とも対バンだ」と思ったらあっという間にそれも終わって(※『箭内道彦60年記念企画 風とロック さいしょでさいごの スーパーアリーナ"FURUSATO"』。函館スタジオでは連日飲んでは歌い、飲んでは歌いの繰り返しで順調にレコーディングをしています。すごいスピードで2024年が進んでいるなぁと感じますね。キービジュアルを尾田栄一郎氏が手掛けてくれたのもそうですし、30周年はいろいろな方々の力をお借りして、GLAYはすごく楽しく活動できているなぁと。そんなことを日々感じています。

文・大前多恵

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